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『キャッチコピーのつくり方』

既に著作50冊以上!
湘南ストーリーブランディング研究所
代表としてご活躍されている
川上徹也さんの新著が出版されました。

『キャッチコピーのつくり方』
というタイトルのこの本は、
見る人が見れば「なるほど~」と
思わずニヤリとなること必至。

2024年7月19日発売開始の『キャッチコピーのつくり方』

かなり小さめの、新書に近い大きさ。
とても薄くて、わずか160頁ほど。
中の文字もかなり大きめ、
かつスペースに余裕のあるつくり。
そして、このシンプルな表紙。

『アイデアのつくり方』という、
大ロングセラーが存在しているのは
ご存知でしょうか?

正にこの名著と、
装丁が瓜二つ
になっているのです。
「完コピ」と言いますか、
「オマージュ」と言いますか、
紛れもなく『アイデアのつくり方』を
意識
して作られています。

それは、装丁などの外側だけでなく、
内側、要は本の中身に関しても同様

あると言えるでしょう。

『アイデアのつくり方』が、
アイデアをつくる上での本質的要素を、
とても少ない分量の文章でもって
見事に説明しきっており

それがゆえに古典的名著として
長らく読み継がれてきました。

『キャッチコピーのつくり方』も、
キャッチコピーを書く上での本質的な
要素を、ごく限られた量の文章にて
説明しきってしまおう
という、
野心的な試みだと言えるのです。

よりノウハウ寄りの、
具体的な事例を豊富に読みたいという
方々は、川上さんが最初に書かれた
キャッチコピーの本
であるこちらを
お読みになる方が良いでしょう。

あるいは、この本の「マンガでわかる」
バージョンが出ており、私が下記の記事
にて紹介しておりますので、そちらを
読んでいただくのも良さそうです。

『キャッチコピーのつくり方』
話を戻すと、この本は本当に薄くて
文字数も少ないので、30分かからずに
読めてしまいます。

ただ、それだけの文字数で、
キャッチコピーの本質をえぐり、
誰もが分かるように文章化すると
いうのは、相当な苦労があったに
違いありません。

話すにせよ、書くにせよ、
説明を増やすのは意外と簡単
できてしまうもの。

無駄を極力省いて、本質だけを残す。
これが、言うのは簡単、やるのは
めちゃくちゃ難しい
ものなのです。

そんな「本質」部分だけを残した
本書の中身の流れ
は、
こんな感じになっています。

序の序

はじめに

序章 キャッチコピーをつくる前の大前提

Step 1 キャッチコピーの目的 Why
なぜ書くのか? コピーを書く理由を明確にする

Step 2 誰に?いつ?どこで? Who, When, Where
誰に、いつ、どこで伝えるかを決める

Step 3 何を言うか? What to say

Step 4 どう伝えるか? How to say

Step 5 おさらい

まず目的を明確にする。
これは、コピーに限りません。
仕事であればあまねく、
まずは目的を確認するところから始める

というのが基本中の基本ですよね。

その上で、5W1Hを考えていくのですが、
順番が大切です。

まずはターゲットとなる視聴者、
お客様が誰なのかを押さえます。
そのお客様が、いつ、どこでその
コピーを目にするのか
、その想定を
考えておくのです。

そうして準備が整ったら、あとは
「What to say」何を言うか?
「How to say」どう伝えるか?

を考えていくのですね。

この流れで考え、つくっていけば、
キャッチコピーに関して困ることは
恐らくないだろうと思われます。

手元に置いて、時折読み返すのに
手頃な内容とサイズ感。
コピーライターでない人にも
是非読んでみて欲しいですね。


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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。