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無形の情報の価値

商品には大抵値段が付いている。
モノには値札があるし、
サービスでも価格表がある。

ただ、サービスの場合は、
モノに比べてどの時点が引き渡しと
なるのか、曖昧なケースが多い。

ホテルなどの宿泊サービス、
飛行機や電車などの移動サービス、
マッサージや鍼灸のサービスとか、
美容院・理髪店などのヘアカット
サービスであれば、サービスを
受けて対価を支払うタイミングは
かなりクリア
であろう。

しかし、何らかのアドバイスをする、
コンサルティングをするというような
サービスとなると、どこまでが無料で
どこからが有料か、区別を付けにくい

状況が発生しやすい。

「情報はタダ(無料)」
という意識を持っている人も多い。
情報というものは、目に見えにくい、
カタチにしずらいがために、
有料だという主張をしづらい。

それを悪用する意識があるのかないのか
知らないが、人にアイデアだけ出させて
おいて、そのアイデア部分のみを盗用、
実際にアイデアを実行する部隊は
費用がより安上がりとなる別の会社に
やらせる、そんな失礼千万な人がいる
という話を聞く。

広告代理店とか、PRの代理店というのは、
広告をもらったり、イベントを受注して、
そこでいただく金額の範疇で、様々な
付随サービスを提供することが可能と
なる。

広告にせよ、イベントにせよ、
どのような内容にするかを計画し、
その計画内容の詳細までクライアントと
合意できて、ようやく発注だ。

細かく計画を詰めさせた後に、
急に景気が悪化して資金繰りがまずいとか、
別の緊急事案が発生してそちらに資金を
投じないといけなくなったなど、
やむなく計画を実現できなくなることは
ある
だろう。

しかし、詳細計画を詰めさせておきながら、
その計画だけまんまとせしめて、
実行部分は代理店抜きでやるとか、
別の安い代理店を使うなどというのは、
誠実さの欠片もない。

ガッチリ契約で事前に縛っておけば、
裁判で争うこともできるだろう。
しかし、こういった場合は、代理店側が
泣き寝入りせざるを得ないことが多い。

「情報」というのは、ただの知識ではない。
何らかの形で使えるように整理・組織化
されて、初めて「情報」と呼べる。

更には、「情報」には「鮮度」がある。
新鮮なうちでないと、有効活用できない
リスクが付きまとう。

だからこそ、良い情報を得ようと思ったら
どうしたってコストはかかるのだ。
コストがかかるような良い情報には、
それに見合う価値が対価として支払われる
のが本来当然
なのだ。

誠実さの欠片もないような輩は、
やがて誰からも相手にされなくなる。
せめて自分は、価値のある情報を提供して
くれる方々に、それに見合った対価を
確実にお渡ししたい。
それを着実に実行するよう、
肝に銘じたい。

そんなことを思うのであった。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。