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潜在意識を味方につける

日本におけるリッツ・カールトンの
立ち上げを担い、初代社長を務めた
高野登さんから、ビデオ配信形式の
講義を拝聴している。

長年にわたるホテル業界での経験から、
「ホスピタリティー」についての
知見を縦横無尽に語ってくださる。
リッツ・カールトンは、周知の通り
ホスピタリティーに関するエピソード
に事欠かない。
そんなホテルを、従業員の方々と共に
築きあげて来た高野さんの語りから、
実践的な学びが多く得られる。

リッツ・カールトンといえば、
「Credo/クレド」が有名だ。
日本語に訳すと「信条」となる。

リッツに勤める人は誰もがみな、
この「クレド」が印刷された
カードを身に付け、常に参照できる
ようにしているという。
それを日々眺めることで、潜在意識を
味方に
つけることができる。
書かれている内容が、現実に自分の
体験へと重なっていく。

表現はちょっと違うと思うが、概ね
そんな趣旨であった。

似たようなことは、他の自己啓発系の
本などでも語られているのは確か。
ただ、やはり「クレド」で名を馳せる
リッツ・カールトンを、実際に日本で
成功に導いた高野さんから語られると、
その信憑性をより一層確かに感じる
ことができる。

私自身、人生で大切にしたい指針、
目的や目標、それを達成する上での
大まかな戦略や戦術といったことを
書き出し、毎朝眺めることを日課と
している。
言うなれば、「マイ・クレド」
毎日読んでいるということだ。

そうやって毎日過ごしていると、
潜在意識にまで「マイ・クレド」の
内容が徐々に浸透しているような
感覚を覚えることがある。
お陰で、ついサボろうとしたり、
先送りにしたりといった
「甘え」が生じるのを抑制し、
安定して自分を意識的にピリッと
させられる
のだ。

以前は、「マイ・クレド」を手帳に
書いて眺めるというようなアナログ
手法であったが、今はデジタルの力を
借りるようにしている。
Google Calendar に、「マイ・クレド」
に相当するものを毎日予定として入れて
おき、メールでリマインダーが飛んで
くるようにするのだ。

読まない限りメールボックスからは
削除できない。
そういうマイルールを設定して、
きちんと読み終わったら削除する。
これを365日間、ずっと繰り返す。

内容自体は、最低でも1年に1回は
大掛かりに変更し、ちょっとした修正
は適宜気付いたときに行う。
そんなことをチマチマ続けている。

高野さんが実際に「潜在意識」に
落とし込んだようなレベルにまで
自分が出来ているかと言えば、
甚だ心許ないのが実状。
そのレベルを目指して日々精進、
と言ったところである。


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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。