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老後の「あいうえお」

もう10年以上前のことですが、
大学で所属していたサークルの
大先輩から面白いネタを教わった
ことがありました。

老人になったら、「きょういく」と「きょうよう」が大事

というものです。

耳で聞けば、当然ながら
「教育」と「教養」が大事
という意味に取れるわけですが、
さにあらず。

「きょういく」=今日行くきょういくところがある
「きょうよう」=今日用きょうよう事がある

ということで、
老人になると他人や社会との関わりが
薄くなってしまいがちなところ、
毎日のように行くべき場所、
なすべき用事をつくることで
充実した生活を維持できる

というオチだったのです。

これにかなり近い内容で、

老後の「あいうえお」

というものが、
『致知』11月号に出ていました。

この言葉を引用されていたのは、
日本笑い学会副会長のぼり幹夫さん

九州大学医学部を出て麻酔科や
産婦人科の専門医として活躍された
後にフリーとなり、産婦人科診療を
行いながら笑いの医学的効用を研究
著書多数、講演活動にも勤しんでいる、
今年喜寿を迎えられたアクティブシニア
と呼ぶにふさわしい方ですね。

自然療法研究家市川加代子さん
昇さんが対談している記事の中で、
限りある人生を「ああ、楽しかった」と
締め括るための秘訣
として、老後の
「あいうえお」
を引き合いに出されて
いらっしゃいました。

「あ」 会いたい人に会う
「い」 行きたいところに行く
「う」 歌いたい歌を歌う
「え」 遠慮しない
「お」 面白いことをやる

「え」だけ否定構文になっている点が
若干気になりますが、
どれもこれもとてもシンプルなので
覚えやすい
いいところを突いたネタ
だなと
感じ入った次第です。

これを聞いて、
「そうだそうだ!」
「同感!」
と思った人は、
是非ともご一緒に、これらを実行に
移して参りましょう。

「やる気の半減期は一日」
という名言を、『平成進化論』という
大人気メルマガの著者・鮒谷周史さんから
以前に教わりました。

つまり、どんなにその場でやる気に
なったとしても、一日経っただけで
そのフレッシュな「やる気」は
半分にしぼんでしまう
のです。

「老後」、「シニア」でなくとも、
この「あいうえお」は実践しても良い、
いや実践した方が絶対に良い
内容だと
思いませんか?

限りある人生を生きていく上で、
「あいうえお」を強く意識し、
やる気が半減してしまう明日からでは
なく今日から、積極的に行動に移して
いく
ことをオススメするとともに、
自らも実践していきます。


ちなみに、冒頭の写真は、
見るからに「シニア」なカマキリ
体色が緑色から茶色にすっかり変わり、
歩道をよろよろと移動していました。

きっと、やるべきことを成し終えて、
悔いなき人生、いやカマキリ生を
送ったのでしょう。

人に踏まれずに大往生して欲しいと
思い、そっとつかまえて、脇道に
戻してやりました。


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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。