「リベラルの正体」を斬る
参議院選挙の選挙戦が、
いよいよ佳境に入ってきている。
有権者の一票一票が、
日本の方向性に少なからず影響を
与えるわけで、
終わった時にホッと胸をなでおろす
結果になってほしいなと切に願う
今日この頃。
私のnoteは、基本的にビジネスや
マーケティングに寄せて書いている
ことが多く、政治的なネタはあまり
書かないようにしている。
とはいえ、過去に書いたものから
私の思想傾向は分かっていただける
くらいには何度か書き殴っており、
例えばこれなど読むと、私が保守、
右寄りと世間的には言われるような
立ち位置であることが分かるだろう。
「保守」の対義語は「革新」、
言い換えると「リベラル」だ。
この「リベラル」というのが、
まことに始末の悪い存在。
何となく「新しい」「自由」という
ポジティブな響きがありながら、
我が国における「リベラル」は
むしろ共産主義的な匂いを感じ
させるからである。
そんな「リベラル」の思考回路を、
解きほぐして説明してくれる本が
こちらだ。
歴史系YouTuberの茂木誠さんと、
「日本再興プランナー」として活躍
されている朝香豊さんが、
対談形式で「リベラル」を鮮やかに
切りまくっている。
常々、この「リベラル」と言われる
ような人たちが、自分たちの祖国を
なぜこんなに嫌うのだろうか?と
不思議でならなかった。
世界的には、自分たちで軍備を持って、
自分たちの身は自分たちで守るのが
当然、それができない国など、とても
国とは呼べないというのが常識。
にもかかわらず、憲法9条改正反対を
叫び、隣国の武力行使には馬耳東風。
一体どこまで平和ボケなのだ?と
呆れてものも言えない。
そんな「リベラル」の思考回路を、
ルソーの「一般意志理論」や、
マルクスの「共産主義理論」、
フランクフルト学派の「批判理論」
といったものを紐解きながら
整理して解説してくれている。
この本の説得力が極めて強いのは、
読んでいただければ間違いなく
伝わると確信しているが、
読むかどうかを判断したい人に
対して強調しておきたいことが
一つある。
それは、朝香豊さんが過去に
共産主義に傾倒していたという
事実だ。
ソ連の崩壊などで、共産主義の限界は
歴史的に証明済だと考えられる。
とはいえ、「搾取のない、平等な社会」
という理想は、これまでに数多くの
人たち、しかも多くがエリート層、に
対してアピールしてきた。
彼は、その優秀な頭脳で考えに考え、
当初理想的だと思っていた共産主義の
矛盾に気付いてしまったがために
「転向」した。
つまり、「リベラル」の誘惑の強さを
十二分に知っており、その上で彼らの
矛盾がどこにあるかを突くことが
出来ているのである。
変な政治家、変な政党に投票する前に、
是非多くの人に本書を読んでいただき、
まともな政治家、まともな政党に投票
する人が増えて欲しいなと切に願う
次第である。
ちなみに、過日、朝香豊さんと私が
共に出演させてもらった「DAF28」
というイベントがある。
朝香さんは
『本当は怖い SDGsを求めてしまう人間心理』
私は
『アイデア発想法はグリコのポッキーに学びなさい』
という演目で10分間お話しさせていただいた。
今もオンライン配信は絶賛受付中。
総勢18名の濃い10分パフォーマンスを
是非堪能していただきたい。