誠実さが生む「手作り」弁当
丁度1年ほど前に、お弁当で有名な
「亀戸 升本」について取り上げた
ことがあります。
このときは、愛読誌である『致知』に
升本の塚本会長の記事が出ていたことが
きっかけでした。
そもそも私が升本を知ったきっかけは、
友人の竹下大学さんが書かれた
『日本の品種はすごい』(中公新書)の
中で、亀戸大根と共に升本が取り上げ
られていたから。
その竹下さんとお会いした一昨日の
日中に、日経MJをパラパラとめくって
いたところ、升本の塚本会長が記事に
出ているのを発見。
これから竹下さんに会うタイミングで、
こうやって私の目の前に記事が現れる
というのは、「神様の思し召し」だと
解釈するのが正しい!
そんなわけで、折角ですから内容を
紹介させてください。
既に以前の記事でご紹介した塚本会長の
ストーリーを、こちらで簡単に確認して
いただきましょう。
その塚本さんが、今回日経MJで語られて
いたのは、いわゆる「三方よし」の精神に
近いものでした。
近江商人のモットーと言われる
「三方よし」については、
これまでにもかなりの回数
ここで取り上げてきました。
オリジナルの「三方」は、
「売り手」「買い手」「世間」
ですので、塚本さんのいう
「買う人」「売る人」「作る人」
とは若干のズレがあります。
とはいえ、
これら三者は「世間」の構成要素
でもあるわけですから、
だと捉えれば、同じことを述べていると
みなしてもよいでしょう。
これらステークホルダーの方全てに、
「誠実さ」を貫きながら作り続ける
升本の「弁当」は、決して安い買い物
ではありませんが、着実に顧客の心を
捉えて離さない「豊かさ」があります。
まだ食べたことのない人には、
是非とも試していただきたいですね。
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