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お墨付き

WHOが、今回の新型コロナウィルス
を「パンデミック相当」と判断した
という。
余計なことというか、
今更何故?というか、
まぁ言ってしまったものは仕方ない。

公的機関が発表すると、
それは「お墨付き」を与えたに
等しくなる。
みんなが信用する、あるいは
信用しやすくなる。

「お墨付き」とは
何故「墨」なんだろう?
と思ったのでGoogle先生に尋ねると、
かつて、幕府や大名が家来に与えた
証明書に由来するのだという。
墨で、今でいう署名、いわゆる
「花押」を押していたのは、
時代劇などで見たことがある人も
多いと思う。

この「お墨付き」を、上手に
マーケティングに利用している
例として、真っ先に思い浮かぶのは
ミシュランとギネスだ。
以前に、ギネスワールドレコードの
日本支社を立ち上げた小川エリカ氏
の話を聞いたときに、ここでも
少々書かせてもらった。

それ以外にパッと思いつくのは、
モンドセレクション。
日本の食品メーカーで、
「金賞受賞」をパッケージに
謳っているところがチラホラ
あるのはご存知の通り。
食べ物ばかりで恐縮だが、、、
実は、モンドセレクションは
食べ物に限らず取得が可能。
公的機関っぽい見栄えであるが、
これもまたギネスやミシュランと
同じ、れっきとした民間企業。
実に商売上手である。

メーカーにお勤めの方なら避けては
通れないISO、これもまたお墨付き
ビジネスの最たるものだろう。
ISOのマークが付いていると安心、
一定の品質が担保される、
そのようにみんなが信じているから、
それを付与するビジネスが成り立つ。

時間はかかるが、一旦ある分野で
突き抜けることが出来れば、
お墨付きを与える立場を狙える。
自社の取り扱い分野を見て、
何かしらお墨付きを与える立場に
成り上がれる分野がないか、
頭の体操がてら考えてみると
面白いかもしれない。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。