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「避密の花園」に思う

「三密を避ける」がキーワードとなり、
人々の頭の中に意思決定基準の一部と
して、あるいは行動基準として、
すっかり根付いてしまった感がある。
コロナ騒動が落ち着いたとしても、
この基準は定着したまま、元には
戻らないのだろうな、と思う。

密を避ける、なので、これって
「避密(ひみつ)」
だなぁ、と言葉遊び。
きっと既にこの言葉を使っている
人もいるに違いない、そう思って
ググってみると、昨日の東京新聞、
旧古川庭園についての記事がヒット
した。

残念ながら休園中の旧古川庭園だが、
園内のバラが見頃を迎えているとの
ことで、正に「秘密の花園」状態。
これをもじって「避密の花園」と
いうタイトルを付け記事に仕立てて
いたのだった。

園からは、一昨日8日にサイトで自ら
案内が出ている。

本来であれば、多くの来園者でごった
返し、美しい容姿とかぐわしい香りで
みんなを楽しませてくれたタイミング
であろう、何とももったいない話だが
こればかりは如何ともしがたい。

サイトには、今どんな種類のバラが
見頃を迎えているかが紹介されて
いて、創造力を掻き立ててくれる。
バラの名前が多種多様、本当に興味
深いものが多いのだ。

自分の感性に引っ掛かったものや、
一般的に受けが良さそうなものを
いくつかピックアップすると、、、

・アブラカダブラ
・クレオパトラ
・乾杯
・シャルル・ドゥ・ゴール
・エグランタイン(マサコ)
・ラ・フランス
・プリンセス・ミチコ
・プリンセス・オブ・ウェールズ
・ユキサン
・朝雲
・琴音
・クリスチャン・ディオール
・クイーン・エリザベス
・ヨハネ・パウロ二世
・カトリーヌ・ドゥヌーヴ
・イングリッド・バーグマン
・丹頂
・マリア・カラス
・万葉

女優の名前を冠したバラが多いのに
気付く方も多いだろう。
一世を風靡した大女優たち、その
美しさを讃えて、バラの名前に
してしまう。
名前がバラの品種となって、将来に
渡り毎年のようにその美しさを
思い出しながら、感傷に浸りながら
鑑賞できるというのは、何とも粋な
話だ。
(「かんしょう」を被らせている
のは無粋だ、というのは脇に置く)

今日は母の日。
だからといって特別に今日だけ、
母にあるいは母親としての妻に
感謝するというのではなく、
常日頃から感謝の気持ちを忘れ
ないようにする。
そのことを確認する日として、
今日があるのだと思う。

面と向かってはなかなか言えない
ものだが、「以心伝心」なんて
言っているのはただの逃げだ。
いつもありがとう。
しっかりと伝えよう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。