一度知ってしまった快適さは手離せない

今住んでいる家には、結婚した際に
住み始め、21年程経過した。
当初から、ビルトイン食器洗浄機を
備え付けており、家事の時間短縮に
大変に重宝している。
初代の東芝製は12年で天寿を全うし、
二代目のリンナイ製が8年半ほど経過
したところだ。

この二代目が、初代に比べ、今一つ
心許ない。
あちこち「ケガ」を抱えつつも、
何とか使ってきたのだが、
遂に本日、本格的に故障したようで、
エラー表示のまま、本来の機能を果たす
ことのできない状態になってしまった。

すぐにネットで検索をかけると、
何とも有り難いことに、
リンナイのお客様相談室が
土日も9:00-17:00で受付している！
そこで、早速電話をかけてみる。

エラーコードが表示されたまま
ずっとウンウン音を立てているので、
そのコードを先にネットで調べたら、
「水漏れの恐れ」があるとのこと。
指示通りすぐに水道の元栓を締めて、
電話で担当者と相談した。

担当者の女性曰く、、、
10年経っていないのであれば、
補修部品も保管してあるので、
修理可能であること。
水漏れの恐れがあるので、
電源は落とさずに、そのまま
にしておくべきこと。
リンナイは小売はしないので、
修理の際に新品を買いたい！
となったとしても、その場で
購入を手配するというわけには
いかないこと。
今日は日曜日なので、担当から
折り返しの電話をするのが
明日になり、その際に訪問予定を
調整すること。

とりあえず、明日の電話で修理予定を
確定し、修理に来てもらうしかない。
修理完了するまでの間は、食器洗いを
全て手でやらなければならないことに
なるのは当然だが、これがまた非常に
気が重い。
つくづく、「便利家電」は麻薬の
ようだと感じた次第。

食器洗浄機は、食事後の後片付けを
革命的に簡単にしてくれたと思う。
物理的な面も勿論だが、何より
精神的な面で大助かりなのだ。
「美味しかった！」
で一息ついた後、油汚れたっぷりの
食器洗いを自分の手でやるのは
かなり面倒である。
それが、食器洗浄機にセットさえして
しまえば、１、２時間後にすっかり
キレイになっているのだから、
こんなにありがたいことはない。

ルンバのような全自動掃除機、
洗濯ものを干す手間を省ける全自動
洗濯乾燥機など、
「時短」を実現してくれる家電は、
本当に重宝することこの上ない。
一度使って、その便利さを知ると、
もはや元に戻るのが億劫で仕方ない
のである。

自分の可処分時間を増やしてくれる
便利家電。
これが故障したときの不便さは、
勿論我慢するより外ないのだが、
一日でも早くこの不便を解消したい！
そんな気持ちで一杯になっている。
便利さというのは、少なくとも心理的
には「不可逆的」なものだなぁと
しみじみ思わされる出来事であった。