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続・ドラッカーとの出会い

昨日の記事の続きで、
ドラッカー学会のイベントでの学び
少しばかりここに書き残したいと
思います。

「ドラッカーとの出会い」を、
参加者が3~4名程度のグループに分かれ、
それぞれに述べ合って共有
したのですが、
それに先立って学会の理事お二人が、
予め準備してくださったプレゼンを
披露
してくれました。

口火を切ったのは、壱岐で一般社団法人
「我見る,ゆえに我あり」
代表理事
なさっている鬼塚裕司さん

淡々とした口調の後ろに潜む熱い気持ち
時折見せながら、ドラッカーとの出会い、
そして今に続く長い付き合いについて
語ってくれました。

「(ドラッカーに)出会っていなかったらと思うと、ゾッとする」

引用されていた過去のこの発言は、
多くの参加者に共感されていたように
思います。

もうお一方は、函館株式会社エルフィン
いう会社を経営されている、川島眞一さん

ドラッカーとのなれそめ話や、
読書会に関わるようになった話に加え、
ドラッカーが「時間」について残した
金言
について触れてくださいました。

『経営者の条件』の中に、
ドラッカーがタイムマネジメントの要諦
語っている箇所があります。

私の観察では、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする。

『経営者の条件』46頁

常識的に考えると、いわゆる「PDCA」
即ちまず最初に計画を立て、それを実行し、
それをレビューして・・・という順番で
やりそうな気がしますよね。

しかし、ドラッカーの視点は違います。
まず、どんな時間の使い方をしているか
レビューすることから始めるべき
だと
いうのですね。

この話を聞きながら、そういえば自分が
ドラッカーに最初に出会ったのは、
新卒入社した会社の新入社員研修
タイムマネジメントを体系的に学んだ
ときだったという事実を、今さらながら
再発見しました。

当時、大きなシステム手帳サイズの
資料を持たされ、来る日も来る日も
予定を書き出し、実際には何に時間を
使ったかをその横に追い書きして、
予定通りだったか否か、改善すべき
点は何だったか、PDCAサイクルを
グルグルと回していた
のです。

そして、そのやり方が、ドラッカーの
タイムマネジメントのエッセンスから
まとめ上げたもの
だったということを
思い出したのですね。

今も覚えているのが、

タイムマネジメントとは「時間を管理」するのではなく、「時間で管理」することである。
何を?「目標」をである。

という趣旨の言葉。
「タイムマネジメント」という言葉は
誤解されやすいのです。
あくまで、目標達成に向けて、時間を
「ツール」として使うのが本旨
なの
ですね。

さて、私が同じグループで議論をご一緒
した方々のエピソードを、少しでも
ご紹介できればと思っておりましたが、
大分長くなってしまったため、
これまた稿を改めてご紹介したいと
思います。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。