「吉田のおにぎり」がセブンイレブンに進出
約1年前のことです。
スーパーマーケットの経営者である
私の友人が面白い試みに一枚噛んでいる
ことを聞きました。
地元、山梨県富士吉田市の高校生と
一緒に、B級グルメとして名高い
「吉田のうどん」をおにぎりにして
販売し始めたというのです。
この記事をあげた1ヶ月程後に、
たまたま河口湖付近に行く機会が持てた
ので、そのスーパー「セルバ」を訪れ、
「かえる組監修 吉田のおにぎり」を購入、
美味しくいただきました。
あれから1年。
なんと、あのセブン-イレブンがこの
「吉田のおにぎり」に注目、
高校生たちと「共同開発」という名の下、
「吉田のうどん味」のおにぎりを販売
開始するそうなのです。
こちらのプレスリリースによると、
販売開始日:2024年12月12日(木)
販売場所:山梨県内のセブン-イレブン
206店舗
価格:税抜 150円(税込162円)
とのことです。
1年前の「手作り感」あふれるおにぎり
とは異なり、普段からセブン-イレブンで
よく見る、完成度の高いおにぎりの
パッケージですよね。
昨年のおにぎりは本当に「手作り」、
大きさもまちまちでした。
今回の方が、味や大きさ、見た目などの
品質が均一に保たれるという点では
確実に軍配が上がるでしょう。
お値段の方も、さすがはコンビニ最大手、
量産効果を働かせて税抜150円という
価格に仕上げ来たのです。
(昨年のものは税抜180円)
セルバという山梨が地場のスーパーで
昨年売り出した際に、リリースの中で
説明のあるような消費者へのリサーチを
高校生たちが行い、おにぎりのコンセプト
づくりに役立てた経緯があるということは
聞いていました。
この高校生たちは、地域活性化グループ
「かえる組」と呼ばれる生徒たち。
今年は47名もいるとのことですから、
昨年の実績などもあって希望者が増えて
来たのかもしれません。
活動が充実した結果の、最大手コンビニ
チェーンとのコラボ実現なのでしょう。
こういう「地域活性化」を目指して
活動している高校生たちが企画した、
そんな素敵な「ストーリー」があるだけで、
おにぎりの味も何割か美味しさが増す
のではないでしょうか。
そして、こういった企画は、ニュースと
しての価値も高いと言えるでしょう。
数日前に「Yahoo!ニュース」で取り上げ
られていたくらいです。
(今はURLが消えてしまって見られません)
こうした地方発信のとがった企画を
各地域で走らせて、実績を出したものに
ついてはよりエリアを広げていくような
やり方は、リスクを抑える上で上手い
やり方だと言えるでしょう。
年末年始に山梨県に立ち寄る予定が
あるので、改めて買い求めてみようと
思います。