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いざ、飛び立たん

昨日は、久々に「通勤」をした。
この度、6度目の転職をして
(つまり7社目)、新しい会社の
オフィスに初出勤したのである。

有休消化や在宅勤務期間を含めて、
結構な長期間にわたり「通勤」して
いなかったため、慣れるまでには
少し時間がかかりそうだ。

既に在宅で稼働はしていたものの、
同僚たちと初めて物理的にご一緒する
ことで、色々と分かることがある。
心理的な距離は、物理的な距離に比例する
というのも、改めて実感しているところだ。

転「職」と言っても、マーケティングの
仕事を職種として続けているので、むしろ
転「社」と言った方が良い。
営業職や、経理職、人事職へとキャリアを
変える場合には、正に転「職」だろうが、
同じマーケティングキャリアなのだから、
「職」は転じてはいない
のである。

採用してくれた上司と話していた折に、
ちょっとした裏話暴露話を教えてくれた。
たまたま、私の以前の職場で現在働いている
知り合いがいたことに選考プロセスの途中で
気が付いて、いわゆる「裏取り」を試みた
らしいのだ。

その知り合いが、私の評判を聞いて回って
くれたところ、皆さんとてもポジティブな
評価
をしてくださったようで、安心して
採用選考を進めることが出来た
のだと
いうのである。

そんな話を聞いて、まずは以前の職場の
元同僚たちに対する深い感謝の念が
湧き上がった
のは言うまでもない。

と同時に、「情けは人の為ならず」
実証する超リアルな体験をしたことに、
驚きと安堵の入り混じった複雑な感情を
抱いた
のだった。

情けをかける、同情するのは、その人の
為にならないからやめた方が良い。

私も、中学生くらいまでは、この諺の
意味をそう捉えていたと記憶している。

いつしか、人に情けをかけることは、
回りまわって自分のためになるのだから、
自ら率先して情けをかけるようにせよ、

という本来の意味合いを覚えたのだが、
もはやいつ頃だったか記憶が定かでない。

同僚に対して「情けをかける」という
表現は、少々ニュアンスの正確さに
欠ける部分があるのだが、
少なくとも相手のためになるようにと
心を配って仕事をしてきた
自負はある。

マーケティングの肝は、お客様の為に
なるように、お客様が価値を感じて
いただけるように動く
ところにある。
同僚との仕事でも、結局は同じなのだ。
彼らのメリットになるようにするには
どうすれば良いかを考えて動くことで、
ものごとは前に進みやすくなる。

それがある程度出来ていたことのご褒美を、
思わぬところで拾ったような恰好だ。

とはいえ、逆パターンも過去に何度か
あった可能性がなきにしもあらず。
つまり、「裏取り」した結果、採用するに
及ばず、と判断されたケース
である。
これは、採用選考側がわざわざこちらに
知らせてくることはないので、
実態は全く分からないのが正直なところ。

いずれにしても、逆パターンがあまりに
多ければ、転職(社)するハードルは
極めて高くなるリスクがある。
6回も転職(社)できたということは、
それなりに誇っても良いのかもしれない
と、妙に自信が付いたのだった。

とはいえ、ここで調子に乗れるほど、
厚かましくはない。
関わる皆さんのメリットを常に念頭に
おいて、マーケターの名に恥じない
仕事ぶり
を発揮していく所存である。

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ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。