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「自分だけの原液」をつくる
自分のキャリアをより高めていく上で、
自分の強みを知り、その強みを存分に
生かしていくことはとても大切です。
他方で、AIが人間の仕事を奪う
などということが実際に身の回りで
起こり始め、今持っている強みが
いつその効力を失うとも限らない、
そんなことまで心配しなければ
ならない時代。
そんな時代だからこそ、
マーケティングの考え方を身に付けて
おくことが益々大切になる、
そんなことを考えています。
マーケティングの考え方をキャリアに
応用することで、間違いなく未来への
道が開けるのですよね。
お客様がどんなニーズをお持ちか。
どんな課題を抱え、問題解決を望み、
あるいは欲望、妄想を叶えようと
考えているか。
それらを的確に汲み取って、
自分がコントロールできる資源を上手に
活用し、ニーズを満たして差し上げる。
課題や問題を解決し、
欲望や妄想を現実のものとする。
これをキャリアに当てはめるなら、
雇い主である企業を相手にしたり、
起業家であれば社会全体を相手にして、
自分の力で効果的、効率的に、
その相手が持っているニーズを満たし、
あるいは課題や問題を解決し、
欲望や妄想を具現化するように動けば
良いこととなるわけです。
その際、まず自分の力を相手に認めて
もらわなければ、
力を発揮しようがありません。
現代のような情報過多の社会においては、
そもそも自分を目立たせることが難しい
わけで、よく言われる「他人との差別化」
もそう簡単にはできないでしょう。
それでも、やはり自分自身の価値を発揮
するためには、その差別化ができるか
否かが重要ですよね。
最近、元テレビ東京のプロデューサーで
ある佐久間宣行氏の講演を聞く機会があり、
その中で彼が使ったフレーズが印象に
残りました。
「自分だけの原液」をつくれ。
他者と同質化せずに、
自分だけの強みを持つことを、
このように表現していたのですね。
私の記憶が正しければ、
堀江貴文氏も全く同じような言葉遣いを
『多動力』という本の中でしていた
ような気がします。
「原液」なので、濃い。
ドロッとしていて、強くて、
そのままだととても飲めない。
飲んだら頭が痛くなってしまいそう。
でも、だからこそ、
相手に応じて変えればいい、
そんなニュアンスを佐久間氏は語って
いました。
この人には水割りで、
あの人はお湯割りにしよう、
そちらはソーダ割がよいかな、
あっちはロックで、
といった具合に、お客様を見極めて
原液をカスタマイズすればよい。
その前に、まずは立派な「原液」を
仕込むことが大切だよ、という趣旨
であったと思います。
自分の強みを振り返り、
それをどうやってより発展させるか
常に考え続けて、
どんな提供の仕方をしても耐えうる
立派な「原液」を仕込むことが大切、
そんなことを思った次第。
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