見出し画像

ウェビナーの前撮り

ウェブでやるセミナー、
なのでウェビナー。

一般的な用語として確立したような
気もするし、まだまだ一般的とは
言い難いような気もする。
言葉としての浸透度はさておき、
開催される数は今やうなぎ上り。
リアルなセミナーが「三密回避」で
出来ない分を補うだけでなく、
こんなに簡単にセミナーの実施が
出来るのだということに多くの人が
気付き、「新規参入」もたくさん
生まれているように見受けられる。
まぁ、あくまで印象論であり、
いちいち数えてはいないが。

普段からお世話になっている
宣伝会議さんで、
「ウェビナーウィーク」
という企画を進められており、
私も登壇者として末席を汚すことに
なった。

明日がライブ配信日となっている。
私の方が残念ながら明日都合が悪い
ことを伝えたところ、前撮りを
することとなり、前日の今日
ZOOM上でバーチャル登壇を
させてもらった格好である。

直前にセミナー自体の建てつけが
色々と変わったようで、私のところ
に最終の案内が来たのがギリギリと
なり、note を書いているこの
タイミングでは、既に参加〆切を
過ぎてしまっている。
万一、このエントリーを読んで
興味を持ってくださった方がいた
場合には、大変申し訳ない m_m

「宣伝会議賞」という、由緒ある
広告賞がある。

林真理子さんや、糸井重里さんも、
この賞の受賞をきっかけに大きく
羽ばたかれたと聞く。
コピーライターの登竜門的な位置付け
の、50年以上続く伝統的な賞だ。

5年前から「中高生部門」が加わり、
私の勤める会社もそこに3年連続で
協賛をさせていただいている。
協賛を続けているからには、何らか
メリットがあるわけで、その辺の
事情を、協賛を検討している会社の
担当者の方々に伝える、というのが
当初の筋書きで、私もちょろっと
お手伝いする程度の感覚だった。

ところが、先方で企画が大きく
盛り上がっていったようで、
「ウェビナーウィーク」
なる企画の一部となるに至り、
意外と大ごとになってしまった。
有り難くもチャンスが広がった、
と捉えて、収録に臨んだのが
本日だったというわけ。

セミナーの類は一応慣れてはいる
ので、緊張はあまりない。
ただ、折角なので意味のある内容
にしたいし、参加者にはそれなり
に満足してもらいたい。
ぶっつけ本番にはせずに、一応
頭の中で簡易リハーサルもして
臨んだ。

リアルのセミナーは、その場で
参加者の生のフィードバックが
得られるので、話しながら
「この話はウケたな」
「これは分かりにくかったかな」
「あっ、寝てる、悔しい!」
というような気付きがあり、
即座に修正もかけられるという
利点がある。

この点、オンラインでやる場合は
参加者の顔色が読めないし、基本
MUTEにしてもらうので聴覚情報
もない。
即時フィードバックがないことが
こんなに辛いものだとは想像でき
なかったというのが本音だ。

収録ともなると、更に輪をかけて
フィードバック情報がない、皆無
といっていい。
これがまた、調子が狂う。
ある程度覚悟はして臨んだので、
何とか形にはなった(はずだ)が、
「のれんに腕押し」
「糠に釘」
「豆腐にかすがい」
といった塩梅なのである。
かといって、語るべき内容をカンペ
に落として、それを読むような
ウェビナーでは、全くもって臨場感
のない、薄っぺらい、伝わらない
内容となること請け合いだ。

人に聴いてもらうコンテンツを
収録するならば、やはりリアルな
聴き手を用意して、その反応を
直に感じながらプレゼンする方が
間違いなく良いものとなるだろう
な、そんなことに改めて気付いた
のであった。

いいなと思ったら応援しよう!

ahiraga
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。