刃を研ぐ時間を保たねば
10月から新しい会社に勤め始めた。
スタートダッシュが非常に重要なのは、
どの会社で働くときも、あるいは
どの学校で学ぶときも、同じだろう。
新鮮で客観的な視点が保てているうちに、
課題をできるだけ洗い出す。
職場に慣れるために、可能な限りマメに
コミュニケーションを図る。
パフォーマンスを高めるためにも、
共通言語をなるべく早く覚え込む。
第一印象で、やる気や元気を感じてもらう
ことも重要だ。
最初から暗い印象を与えて、信頼感が
マイナスから始まるハンデをわざわざ
負う必要はない。
などと考えて、集中して仕事に取り組めば、
いきおい時間もそれなりにかかる。
通勤時間も増えたので、プライベートの
時間にしわ寄せが来るのは、致し方の
ないところ。
このnoteの執筆時間も、効率化する必要に
迫られた。
これまで、早ければ30分前後。
ネタが決まらず調べ物に時間がかかったり、
興に乗って字数が増えたり、
そういうときは、どうしても60分程度かかる
こともザラ。
これを、最大30分程度に抑えられるように
やり方を試行錯誤中である。
今までは、その日のうちにとにかく書き
終えるというスタンスだった。
しかし、仕事が慌ただしいここ最近は、
夜に力尽きるリスクを考えて、
極力前日中にスキマ時間をも活用して
ドラフトを徐々に作ってしまい、
翌日通勤時間に最後のチェックを行い、
体裁を整えて投稿するという流れを
試している。
一度寝かせて、改めて仕上げるプロセスは、
つまらない間違いを防ぎつつ、内容を
より充実させるのにかなり有効だ。
ここ2週間は、良い調子で進んでいるので、
しばらくはこの流れでペースを着実に
掴んでいきたい。
note投稿以外にも、読書の時間や、
他のnoterさんの記事を読む時間などが
削られている。
と同時に、FacebookなどのSNSに興じる
時間もかなり減った。
自分の価値基準を考えると、
「言語化」修行を優先せざるを得ない。
とはいえ、読書などのインプットが
あまりに削られてしまうと、
「言語化」の中身が陳腐になり果てて
しまう恐れもあるのが要注意。
いずれも、『7つの習慣』でいうところの
自分の「刃を研ぐ」行為。
(Kindle版が期間限定でセール中の様子、
「残り3日」だとのこと。)
木こりが、木を切るのに使う斧の刃を
「切るのに忙しくて研ぐ暇がない」
と言っていることを揶揄する内容は、
20年以上前に初めて本書を読んだときに
特に印象的だったことの1つ。
刃を鋭く研ぐ時間を十分に確保し、
常に鋭利に保っておくだけで、
木を切る時間がグンと短縮されて、
トータルでかかる時間を圧縮できる。
どんなに慌ただしくても、
刃を研ぐ時間を確実に天引きし、
常に切れ味の良い刃を保つ。
それがプロとしての矜持だろう。
己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。