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(宇宙一詳しい)日経新春杯の予想と分析+α

*この素敵なイラストはKateさんに作成していただきました。

*いつもの「全レース予想穴馬ピックアップはこちら。https://note.com/pinefieldkeiba/n/nb82203f5f9b9


*「ツルマツコンピ2200」はこちら。https://note.com/pinefieldkeiba/n/ne04de095290d

お待たせしました。
2021年も「宇宙一詳しい」シリーズやってみます。

「(宇宙一詳しい)日経新春杯の予想と分析」

いつもの「全レース予想」や「ツルマツコンピ2200」の寸評は
「読みやすく」「わかりやすく」「端的に」をモットーにしていますが

この記事は
「宇宙一詳しい」をモットーに予想と分析を行っています。


日曜日のメインレース1鞍限定です。


今週は、日経新春杯について徹底分析します。

+αで「プチ京成杯の予想」もついています。

画像1



今後の予想に役立つ情報も満載です。お値段は1記事330円です。


前回の
「(宇宙一詳しい)シンザン記念と分析」

馬券的には残念でしたが、内容は勉強になったとのご感想を頂きました。


その記事はこんな感じでした。


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3日間競馬中日の重賞は中京競馬場芝1600mで行われる「シンザン記念」。

史上2頭目の三冠馬シンザンの功績がたたえられ、1967年に創設されたシンザン記念も今年で55回目を迎えます。

シンザン産駒のシンザン記念制覇は過去にありません(1971年のシングンの2着が最高)。
また創設以来クラシック勝利馬が出ず、昭和時代はクラッシクへの登竜門ならぬ鬼門と言われていました。
しかし平成になってからは活躍馬を多数輩出。シンザン記念勝馬の牡馬クラッシク勝ち馬は2002年のタニノギムレットだけですが、牝馬は2012年のジェンティルドンナ、2018年のアーモンドアイが牝馬三冠を達成。2着3着馬からもジュエラーやマルセリーナやダイワスカーレットの桜花賞馬が出現。名牝への登竜門と言われるようになりました。


そんなシンザン記念ですが、史上初めて中京競馬場で行われます。

競馬場がいつもと変わることで使えるデータ、使えないデータがあると思うので、吟味しながら予想を立ててみます。


まず枠順。
以下は改修工事後(2012年以降)の1回中京(冬の中京)芝1600mの
「単勝オッズ2桁倍率馬の馬券対象内に入った枠順別の回数」です。

1枠 6回
2枠 10回
3枠 7回
4枠 10回
5枠 8回
6枠 11回
7枠 10回
8枠 10回

内外の差はあまりありません。

ただ展開によって枠順の有利不利が変わってきます。
*「スローな展開だと、内の先行馬が穴を開ける」←今回はこっちになりそう?
「ハイペースだと、外の差し馬が穴を開ける」
傾向があります。



次に臨戦過程

「レース間隔は2ヵ月半以内」
過去10年で馬券対象になった30頭中29頭が該当。例外はアーモンドアイの3ヵ月ぶり。



そして一番重要なのが、ステップレース
A「前走重賞組は、馬券対象外からの巻き返しあり」
B「未勝利・メイクデビュー勝ち(芝1600m)直後でも通用する」
C「1勝クラスからは千両賞組が好成績」
D「千両賞以外の1勝クラス組は、負けての挑戦は厳しい」
E「(今年に関しては)急坂がある中京だけにスタミナが必要。それだけに距離延長組はマイナス」


A、Bについては後述します。


Cについては、例年12月の阪神開催の「千両賞」が施行されていないことがポイントとなります。
(2歳芝1600m戦が例年よりずいぶん減っています)


D,Eに該当する馬を切りたいと思います。
 トーカイキング   E
 ピクシーナイト   DE
 ファルヴォーレ   E
 ルース       DE
 ワザモノ      D

ただしEに該当しますが
△ブルーシンフォニーは芝1600mメイクデビュー勝ち、新潟2歳ステークス2着の実績があり、内枠得意の田辺騎手なのでおさえます。



残った9頭
Aククナ
Aバスラットレオン
Aロードマックス

Bカスティーリャ
Bセラフィナイト
Bマリアエレーナ
Bルークズネスト
Bレゾンドゥスリール

Dダディーズビビッド


この9頭の芝1600mの持ちタイムと「グリーンチャンネル先週の結果分析の完全タイム差」および「上がり3Fのタイム」を示すと。

Aバスラットレオン  阪神1分32秒8(G1-0.5)34秒8*4着
Aロードマックス   阪神1分32秒9(G1-0.4)34秒1*6着
Bルークズネスト   阪神1分33秒6(未勝-0.6)34秒0
Bカスティーリャ   中京1分33秒7(未勝-1.1)36秒0*2着
Dダディーズビビッド 中京1分34秒1(1勝-0.3)33秒8
Bセラフィナイト   東京1分34秒5(未勝-0.2)33秒7
Bマリアエレーナ   中京1分34秒7(未勝-0.3)35秒1
Aククナ       東京1分35秒2(G3+0.7)33秒4
Bレゾンドゥスリール 阪神1分35秒5(メイ-0.1)33秒4


B、D(前回朝日杯フューチュリティステークスの2頭以外)の7頭をタイプ別に分けてみます。

△ククナ、△レゾンドゥスリール、△ダディーズビビッド、△セラフィナイトは「瞬発力勝負が得意」な馬。
この4頭では、中京芝1-1-0-0の経験を重視して△ダディーズビビットを上位にしようと思っていましたが、主戦武豊騎手が腰痛症のため乗り替わってしまいました。残念。
△ククナは調教は一番良かったですが、アルテミスステークスは勝ちに行かなかった分の2着。スローな展開が予想される中の外枠なので、評価は控えめにしておきます。

他の3頭は中京芝1600m好戦歴のある「上がりのかかる持久力勝負が得意」な馬。
△マリアエレーナは上がりはかかる展開に恵まれましたが、勝ちっぷりが鮮やか。
△カスティーリャは未勝利戦でレッドベルオーブに0.6秒負け。バスラットレオンは0.1秒、ロードマックスは0.2秒負けだけにやや劣勢。3ヵ月ぶりなのも多少割り引き。
▲ルークズネストは走破タイム、上がり3Fのタイム的に、この3頭の中では一番上位の評価にしたいです。



残る朝日杯フューチュリティステークス組。こちらを上位とします。

◎バスラットレオン
〇ロードマックス

G1朝日杯フューチュリティステークス負け組の活躍が目立つレースです。
(   )は当時の完全タイム差。

2020年朝日杯5着(+0.5)プリンスリターン→2着
2020年朝日杯4着(+0.3)タガノビューティー→3着
2018年朝日杯7着(+0.4)カシアス→3着
2015年朝日杯11着(+1.4)ナヴィオン→3着
2014年朝日杯3着( ±0 ) ウインフルブルーム→2着
2013年朝日杯8着(-0.2)エーシントップ→1着
2010年朝日杯4着(+0.3)ガルボ→1着


朝日杯で完全タイム差-の数値を持っている両馬なら十分勝ち負けになると思います。
◎バスラットレオン朝日杯4着(-0.6)
〇ロードマックス 朝日杯6着(-0.5)


0.1秒差なら逆転可能ですが、バスラットレオンを上位にしたのは、以上の3点を考慮しました。

*馬体重がロードマックスよりかなり大きく、まだまだ上積みが見込める点。
*札幌芝1800mメイクデビューが上がり33秒6を駆使しての逃げ切り勝ち。瞬発力という点でロードマックスよりも優れている。
*札幌2歳ステークス前半3F35秒0、後半3F36秒9のハイペース前崩れの展開を、先行勢で唯一踏ん張っての3着。もしも持久力勝負になっても対応できそう。

 


参考の買い目


2021年01月10日 中京 11R 15時45分 日刊スポシンザン記念(G3)
△:1枠 1番 マリアエレーナ
△:2枠 2番 ブルーシンフォニー
▲:2枠 3番 ルークズネスト
△:3枠 4番 カスティーリャ
△:3枠 5番 ダディーズビビッド
△:4枠 6番 セラフィナイト
◎:6枠 10番 バスラットレオン
△:6枠 11番 レゾンドゥスリール
◯:7枠 13番 ロードマックス
△:8枠 15番 ククナ
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馬券  :単勝
買い方 :通常
指定方式:馬番
組合わせ:1点
購入金額:400円
馬/組番:10
10
400円
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :3連複
買い方 :通常
指定方式:馬番
組合わせ:1点
購入金額:300円
馬/組番:3ー10ー13
3ー10ー13
300円
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :3連複
買い方 :軸2頭ながし
指定方式:馬番
組合わせ:7点
購入金額:1,400円
馬/組番:10ー13ー**
軸:10, 13
相手:1, 2, 4, 5, 6, 11, 15
各200円(合計 1,400円)
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :3連複
買い方 :軸2頭ながし
指定方式:馬番
組合わせ:7点
購入金額:700円
馬/組番:3ー10ー**
軸:3, 10
相手:1, 2, 4, 5, 6, 11, 15
各100円(合計 700円)
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :馬連
買い方 :通常
指定方式:馬番
組合わせ:1点
購入金額:300円
馬/組番:10ー13
10ー13
300円
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :馬連
買い方 :通常
指定方式:馬番
組合わせ:1点
購入金額:200円
馬/組番:3ー10
3ー10
200円
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :馬連
買い方 :ながし
指定方式:馬番
組合わせ:7点
購入金額:700円
馬/組番:10ー**
軸:10
相手:1, 2, 4, 5, 6, 11, 15
各100円(合計 700円)
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+α

(シンプルな)フェアリーステークスの予想。

シンザン記念の所で少し述べましたが、アルテミスステークスのククナは勝ちに行かなかった分2着になったと思います。

アルテミスステークス上位の
3着テンハッピーローズ
5着クールキャット(テンハッピーローズから0.2秒差)

よりもソダシに真っ向勝負した
6着シャドウファックス(テンハッピーローズから0.2秒差)
の方が中身が濃いと思います。

フェアリーステークスは中山芝1600m経験がある馬が有利なレースなのもこの馬に大きなアドバンテージとなります。

◎シャドウファックス
〇テンハッピーローズ
▲ホウオウイクセル
△クールキャット



参考の買い目

2021年01月11日 中山 11R 15時35分 フェアリーステークス(G3)
△:3枠 5番 クールキャット
◯:4枠 8番 テンハッピーローズ
◎:5枠 10番 シャドウファックス
▲:8枠 15番 ホウオウイクセル
-----------------------------------
馬券  :単勝
買い方 :通常
指定方式:馬番
組合わせ:1点
購入金額:500円
馬/組番:10
10
500円
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :ワイド
買い方 :通常
指定方式:馬番
組合わせ:1点
購入金額:1,000円
馬/組番:8ー10
8ー10
1,000円
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :ワイド
買い方 :ながし
指定方式:馬番
組合わせ:2点
購入金額:800円
馬/組番:10ー**
軸:10
相手:5, 15
各400円(合計 800円)
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :3連複
買い方 :軸1頭ながし
指定方式:馬番
組合わせ:3点
購入金額:600円
馬/組番:10ー**ー**
軸:10
相手:5, 8, 15
各200円(合計 600円)
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :馬連
買い方 :通常
指定方式:馬番
組合わせ:1点
購入金額:500円
馬/組番:8ー10
8ー10
500円
-----------------------------------
-----------------------------------
馬券  :馬連
買い方 :ながし
指定方式:馬番
組合わせ:2点
購入金額:400円
馬/組番:10ー**
軸:10
相手:5, 15
各200円(合計 400円)
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そして今回もサービスで、出だしの部分を無料公開しちゃいます。




今年で68回目を迎える日経新春杯。

私が初めてリアルタイムで見た日経新春杯は1978年。当時の名称は第25回日本経済新聞杯。

テンポイントが雪の舞う淀の4コーナーで競走中止したレースです。
当時競馬歴まだ1年に満たない10歳の私にとって、めちゃめちゃ衝撃的なレースでした。

66.5kgの酷量を背負っても普通なら勝つと思っていました。

このレースには他にも小さな記憶がいくつかあります。

エリモジョージも60kgの酷量を背負って出走していました。鞍上は重賞7勝している福永洋一騎手じゃなかったんです(池添兼雄騎手騎乗で4着)。

福永洋一騎手はなぜか人気薄のビクトリアシチーに騎乗して2着。
ハンデ50.5gってどんな刻み? 当時は不思議に思いませんでしたが、おそらく0.5kgの重量オーバーだったのでしょうね。

テンポイントと17.5kgのハンデ差のある、49kgのスリーファイヤーってどんだけ弱いねんと思いました(結果5着)。
ただスリーファイヤー、その後重賞を4勝しています。

そして勝ったジンクエイトは、重賞勝ち馬なのに2年後は3勝クラスに出走していました(爆)。これは今は無き降級制度の妙だと思いました。

懐かしい思い出がいっぱいの日本経済新聞杯でしたが、翌1979年に現在の日経新春杯と名称変更になりました。

1984年だけはダート2600mで行われましたが、1986年の第33回までは京都芝2400mで行われていました。

1987年からは1993年までは京都芝2200mで、1994年だけ阪神芝2500mで行われましたが、1995年以降は京都芝2400mに戻り現在に至っています。

1月開催のハンデ戦というのは第1回以来ずっと変わりないのですが、2021年は初めて中京芝2200mで行われます。

この中京芝2200mの特徴をあげてみます。

「直線の急坂を2回駆け上がるかなりハードなコース形態」
「(超スローな展開は例外として)平均ペースでも差し馬が有利」
「(極端な他頭数でない限り)基本は外枠が有利」

また、古馬の中京芝2200mについて
「中京芝実績」が大きなアドバンテージとなります。
距離は同じ芝2200mでなく、芝2000mでもOKです。。。。。





この超ボリューミーな予想の続きを御所望の方は。


こちらからどーぞ。





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