【詩】悲しみ
悲しい時に悲しいと言える
素直な人間だったなら
あなたとの未来は変わっただろうか
苛立ちをただぶつけて
言う通りにしろと喚くのではなく
ただ素直な気持ちを言えたなら
あなたはもっと優しくしてくれただろうか
寂しく疎外感を感じると
素直に言えたなら
あなたともっと穏やかに過ごせたのだろうか
ただ自分の家族が欲しかった
憧れなのか
過去に手に出来なかった
焦燥感からなのか
手に入れたと思った家族
幸せなはずなのになぜだろう
昔と変わらない焦燥感
自分とそれ以外の家族
欲しかったのはもっと
こまやかなもののはずなのに
自分には手に入らない
誰にも気づかれない
悲しい
虚しさで空いた穴を眺めるだけ
2020.5.16
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