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「Eu não bebo」「Eu não posso beber」どちらが正しい? ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年8月号
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WGSNによると、若者のアルコール摂取量は前の数世代と比べて減っているとのことです。
実際、G1の調査でもこの変化は確認でき、昨年最もアルコール摂取量が多かったのは若い世代ではなく、45歳から54歳の世代でした。
レジャーの場面では今でもアルコール飲料を目にしますが、その度合いは低下しています。そして、ノンアルコールビールやアルコールの入っていない飲料の需要が増しています。
社会的受容のためにアルコールが必要ないというのは大きな進歩です。
ところで、「beber(飲む)」が今月のテーマです。
「Eu não bebo」と「Eu não posso beber」はどう違うと思いますか?
Eu não bebo.
私は決してアルコール飲料を飲まない、という意味です。
<例文>
- Aceita um vinho?
(ワインはいかがですか?)
- Obrigado, mas eu não bebo.
(ありがとう。でも私は飲みませんので)
Eu não posso beber.
普段は飲むが、今日はなんらかの理由(運転、健康問題等)で飲めない、という意味です。
<例文>
- Aceita um vinho?
(ワインはいかがですか?)
- Eu não posso beber hoje. Eu vou dirigir.
(今日は飲めません。運転しますから)
今月もお読みいただきありがとうございました。ブラジルの若者がアルコール摂取量を減らしているというニュースに読者の皆さんは驚いたのではないかと想像しています。驚きということでは、多くの方がボサノヴァでもっとも有名なジョアン・ジルベルトとトム・ジョビンをご存知だと思いますが、ジョニー・アルフは聴く価値がありますよ。ブラジル音楽の研究者の多くにとって、彼の作った歌「Rapaz de Bem」(1952年)が最初のボサノヴァの曲なのです。彼のスタイルとジョアン・ジルベルトのスタイルには違いがあります。私のお気に入りの説明は、研究者ジョアン・カルロス・ロドリゲスの「ジョアン・ジルベルトは直線で、ジョニー・アルフは曲線である」です。
興味のある方は、「Rapaz de bem」をお聴きになってから、ニューヨークタイムズに掲載されたジョニー・アルフについての大変興味深い記事をお読み下さい。記事のタイトルは「A Black Pianist Helped Birth Bossa Nova. His Story Is Rarely Told.」です。
リリアン・トミヤマ(LILIAN TOMYAMA)
USP(サンパウロ大学)卒、ポルトガル語学・言語学専攻、ナンシー大学(仏)卒、フランス語学・文学の専門家でもある。
lilidomi@uol.com.br
www.pogotogo.blogspot.com
www.facebook.com/liliansensei
月刊ピンドラーマ2024年8月号表紙
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