
「もし必要ならば」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 2021年11月号
#ポルトガル語 ワンポイントレッスン
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#リリアン・トミヤマ 文
IBGE(ブラジル地理統計資料院)とイプソス(市場調査会社)によると、パンデミックのせいでブラジル人は太ったとのことです。52%の人が太り、平均で6.5キロ太りました。
そして、読者のみなさんはパンデミックの間体型を維持できましたか?もし必要ならばダイエットしますか?
ということで、「もし必要ならば」をポルトガル語でどう言うでしょうか?
「se for necessário」と言います。
もし必要ならば = Se for necessário
いくつか会話を見ていきましょう。最初のものは形式ばらない場面です。
<会話1>
AとBがCelpe-Bras(外国人のためのポルトガル語検定試験)のために勉強しています。
A: A data do exame está perto!
(試験の日が近いね!)
B: Sim, eu sei. Eu estou estudando muito.
(うん、わかってる。猛勉強中だよ)
A: Eu também!
(私も!)
B: Se for necessário, eu vou aumentar minhas aulas de português.
(必要ならポルトガル語の授業の回数を増やすつもり)
今度はフォーマルな場面です。
<会話2> CとDは職場の同僚です。お客さんとトラブルになっています。
C: Você falou com a empresa?
(あの会社と話した?)
D: Eu estou tentando, mas está difícil.
(トライしてるけど、難しいよ)
C: Se for necessário, vamos acionar o nosso advogado.
(もし必要ならばうちの会社の弁護士に話を通そう)
今月のレッスンいかがでしたか? 冒頭で、パンデミックの影響でブラジル人が太った話をしましたが、パンデミックの影響でなくなってしまったものがあります。それは挨拶でキスする習慣です。この習慣がフランスから来たものだということをご存知でしたか? パリ13大学教授ドミニク・ピカール氏(Dominique Picard)によると、キスによってある意味を伝えなければならないというフランスの事情があるとのことです。その意味とは、挨拶の時にキスすることによって、ふたりの人間が平等になることと、社交性とホスピタリティをメッセージとして伝えることです。ラテン文化から私たちブラジル人はこの習慣を取り入れているのです。コロナウイルス予防のために頬にキスをしないというのがずっと続いていくのでしょうか?
Se for necessário, eu acho que sim.
リリアン・トミヤマ(LILIAN TOMYAMA)
USP(サンパウロ大学)卒、ポルトガル語学・言語学専攻、ナンシー大学(仏)卒、フランス語学・文学の専門家でもある。
lilidomi@uol.com.br
www.pogotogo.blogspot.com
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月刊ピンドラーマ2021年11月号
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