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さんぱうろぐるめをっちゃー 「Cuia Café」&「Kouzinha」 宮本碧
#さんぱうろぐるめをっちゃー
#月刊ピンドラーマ 2022年3月号 HPはこちら
#宮本碧 文と写真
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75039661/picture_pc_825a510b63b444190ba490589140f12a.png)
Cuia Café
Av. Ipiranga, 200 - loja 48 - República
Tel: (11) 93100-7700
セントロが熱い。セントロは数年前までは退廃した危険な場所であったが、リフォームされた古いアパートが貸しに出されたり、スタジオと呼ばれるワンルームマンションビルが建てられたりと活気を取り戻している。
現在、ルエダ夫妻がオーナーシェフを務めるカーザ・ド・ポルコ、バー・ドナ・オンサなどいつも行列ができているレストランもある。
「Cuia」は絵葉書にも見られるセントロのカーブが美しいコパンビルの本屋・メガファウナの中にある。
シェフのベル・コエリョはジャルジンスにあった人気レストラン「Dui」、週に一度だけ開けられた秘密クラブのようなレストラン「Clandestino」を営んだ後、昨年、「Cuia」をオープンした。
![Cuia%20内部[1]](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75039715/picture_pc_9ea6dfcedf3e4c5910190c7a6a25d45c.jpg)
ブラジル料理のレストランであるが細部にこだわりが見られ、料理にはキャッサバの汁を発酵させたトゥクピー、タピオカ粉、針のない蜂、ジャタイのまろやかなハチミツ、サトウキビから作られた糖蜜などブラジル特産の材料が使われている。
この日食べたのはタピオカ粉をつけて揚げたイカのフリット、カジューのポン酢添え、糖蜜入りのソースでツヤツヤに煮込んだ角煮を思わせるスペアリブ。
![Cuia%20イカのフリット[1]](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75039729/picture_pc_f9bdca2004a5b5754a3451273615e06d.jpg)
![Cuia%20スペアリブ糖蜜ソース[1]](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75039737/picture_pc_92ea684822dda977a83ac8db645825a5.jpg)
「Micro Lote」と呼ばれる少量しか取れない豆を目の前で淹れてくれるコーヒーも外せない。
2月初めに行った際にはワクチンパスポートの提示が求められた。
Kouzina
Rua Peixoto Gomide, 1710 - Jardim Paulista
Tel: (11) 2935-0888
アラメーダ・ロレーナ(Al. Lorena)とペイショット・ゴミジ(R. Peixoto Gomide)の角にあるギリシア料理の「Kouzina」。
カジュアルシックなブラジル人に交じり、トロピカルフルーツ一杯の白ワインのサングリアを飲むとそれだけで幸せな気分になる。
![Kouzina%20サングリア[1]](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75039775/picture_pc_2da70549d524a22317aef69cebbb86ed.jpg)
「Kouzina」のシェフのマリアナ・フォンセッカはやはり人気のギリシアレストラン、「Fotiá」と「Myk」も経営。
料理にはオリーブオイル、フェタチーズがふんだんに使われているが、野菜も多く健康的である。
サラダや魚介類のフリットをつまんだ後にメイン。
この日頼んだギリシア料理を代表するムサカはナス、ミートソース、チーズのバランスがちょうど良い。
フェタチーズとほうれん草を詰めたイカの丸焼きも絶妙な焼き加減。
![Kouzina%20イカの丸焼き_jfif[1]](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75039794/picture_pc_7d176807ffdf8e8c7e892db5fc042475.jpg)
白を基調としたシンプルなインテリアも美しく、街の中で潮風に吹かれたような気分を味わうことができる。
![Kouzina%20内部_jfif[1]](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75039845/picture_pc_90c8034ccab525be85e5ab1be254c7d8.jpg)
宮本碧
最初は留学生としてブラジルに来たが、ブラジルにはまり、現在ブラジル在住約30年。食べることが大好きで、どんなに落ち込んでいてもおいしいものを食べると幸せな気分になれる。翻訳業。
月刊ピンドラーマ2022年3月号
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