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「ビリー・アイリッシュとサンパウロ」 ポルトガル語ワンポイントレッスン リリアン・トミヤマ 月刊ピンドラーマ2024年12月号

本誌9月号で、テイラー・スウィフトが『アンチ・ヒーロー(Anti-Hero)』で着ているブラジル製の服について話しました(「足が痺れた!」 ポルトガル語ワンポイントレッスン 月刊ピンドラーマ2024年9月号)。

今月は別の歌手、ビリー・アイリッシュについて話そうと思います。米国のテレビ番組ジミー・キンメル・ライブ(Jimmy Kimmel Live)で彼女のインタビューを観ていて驚きました。『バーズ・オブ・ア・フェザー(Birds of a Feather )』という曲はサンパウロで制作されたというのです。番組では、彼女とお兄さんが車の中にいて、窓からサンパウロの景色が見えます。興味のある方は、「Billie Eilish on Growing Up with Her Fans & Exclusive Clip: Making Birds of a Feather with FINNEAS」という動画をYouTubeで観て下さい。ジミー・キンメル・ライブのチャンネルにあります。サンパウロが出てくるのは10分2秒のところです。

素敵ですね。でも同時に驚いたのは、この曲を聴いた時にまさかここサンパウロで制作されたものとは想像もできなかったことです。

驚くといえば、ポルトガル語の生徒の間で私が気付いた共通点についてお話ししましょう。みなさんが使おうと考えたこともないような、異なった受け答えの方法があるのです。

ポルトガル語で最初に学ぶ質問は「Tudo bem?」ですね?

どう返事しますか?

日本人の多くはこのように返事するでしょう。

Tudo bem.
または
Tudo bem. Obrigado. 
または
Tudo bem. Obrigado. E você?

これはこれで正しいのですが、口語つまり非公式な会話ではこのように返事することの方が一般的です。

- Oi, João. Tudo bem?
- Tudo. 

- Oi, João. Tudo bem?
- Tudo. E você?

そう。「Tudo」だけです。ただし、会話での話ですよ。

今月もお読みいただきありがとうございました。今回は超有名な2人のポップシンガーの話から始めましたので、ある興味深い話で締めくくろうと思います。ブラジルの有名ブランドが宣伝に使いたいと思っているインフルエンサーをご存知ですか?トップ3は、マイーザ(Maísa)、カミーラ・コウチーニョ(Camila Coutinho)、ジャーデ・ピコン(Jade Picon)です。この調査は Influency.me によって行われ、一番良かったのは、今年のランキングでは、コンテンツクリエーターの上位15名がすべて女性だったことです。

女性の私としてはとてもハッピーです。


リリアン・トミヤマ(LILIAN TOMYAMA)
USP(サンパウロ大学)卒、ポルトガル語学・言語学専攻、ナンシー大学(仏)卒、フランス語学・文学の専門家でもある。
lilidomi@uol.com.br
www.pogotogo.blogspot.com
www.facebook.com/liliansensei

月刊ピンドラーマ2024年12月号表紙

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