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フィンランド徒然草「ロンケロ」
フィンランドでサワーはLonkero(ロンケロ)
日本ではフルーツジュースなどにアルコールと炭酸が添加された缶のドリンクを「缶チューハイ」と言ったり「サワー」と言ったりしますが、フィンランドや一部の国では「ロングドリンク」と言います。
おそらくカクテルのショートやロングのロングから来ていると思われます。
ショートグラスのマティーニのような少量でアルコールが強めのカクテルではなくて、ロンググラスのモスコミュールのようにアルコールが比較的低めで飲みやすいカクテルのような飲み物といったところのようです。
この英語のlongdrink(ロングドリンク)が由来でフィンランド語ではlonkero(ロンケロ)と言って親しまれているようです。
いくつかロングドリンク缶が並んでいたとすると、ロンケロと言うとこのシマシマのお馴染みの缶を指すことが多いように思いますね。
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フィンランドのロングドリンクの品揃えは豊富ですが、わたしはそろそろ日本のサワーも恋しくなって来たこの頃です。
フィンランドで日本のサワー缶を買う
ドイツのオンラインショップでオーダーしてた日本のストロングゼロなどサワー缶が届きました。
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なかなかフィンランドで日本のサワー缶は手に入らなかったけど、フィンランド人のレモンサワー党メンバー(?)から「良いブツが揃ってる店がある」とタレコミがあり、サイトを覗いてみたところ種類も豊富で速攻でいくつかポチってしまいました。
商品が届くのに一週間かからないくらいでした。
オーダーしたのは以下のサイト。お酒以外のアイテムも豊富です。
同じく彼から「フィンランドで日本のレモンサワーに似ているドリンクがある」とタレコまれたNAKUというドリンクも入手しました
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フィンランドVS日本のサワー
NAKUのレモン(Alc4.5%)と、フィンランドを代表するロンケロのグレープフルーツ(Alc7.5% 一般的には5.5なのでこれは強い方)と、ストゼロのグレフル(Alc9%)を並べて飲み比べしました。
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そのものの旨さだけで言えばフィンランドのオリジナルロングドリンクが1番美味しいと感じます。
でも少し糖分が高いので、ごはんと飲むならストゼロのがいいかな。
なんといってもアルコールが9%もあってパンチが違う。
基礎となるフルーツの風味はほぼ変わらずで、あとは甘味があるのが好きか、アルコールが高い方が好きかの違いでした。
NAKUはふつうにスッキリ無糖のレモンサワーで美味しいけどアルコールが低いから追いウォッカすると良さそう。
ただ、フィンランドのロングドリンクで無糖のものはなかなか見ないのでこれはオススメです。
サウナの後にも良さそう。
フィンランドのロングドリンクの感想
正直言うとフィンランドのサワーは何飲んでも日本のものに劣らず美味しいです。
数ヶ月の間フィンランドのロングドリンクばかり飲んでいて、しばらく飲んでいなかった日本のサワーの方が美味しかったような気がしていたけど、パッケージマジックにかかっていたのか、実際並べてみると大差はありませんでした。
でも、ご飯と合わせようと思うとフィンランドの方が少し甘めで、フレーバーも柑橘やリンゴ、ベリー系で自然な香りが多くて、日本のカルピスやデカビタのようなアーティフィシャルなフレーバーや柑橘でも柚子とかシークァーサーみたいなポップなバラエティさが無いのでたまにはそういうものも欲しい。
ハイボールやウーロンハイみたいな無糖ドライのものも。
あとこちらは酒税法の関係で缶のアルコールが4〜5パーセント前後の低いものが多いのも酒飲みには少し物足りないです。
最近少し緩くなっているので、もう少し7〜8パーセントのものも増えて欲しいこの頃です。