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【Finland🇫🇮Drive🚗】まるで絵画!美しいデザインとクラフトの村Fiskarsへ行こう!

ヘルシンキから車で1時間ちょい、Fiskars(日本ではフィスカースの表記が多いが現地の発音はフィスカルス。同記事では以下フィスカース)村へ行って来ました!

1時間程度なのでドライブにもちょうど良い距離

たくさん写真を撮ったので、今回は風景といくつかお店の様子をパラパラとスクラップしておきます。
記事が長いのでダラダラ眺めていただくのもよし、目次で見たいところだけ覗いてみるのもよしかな、と思います。
お店の情報は2024年7月のものです。もしかしたら数年のスパンで変わるとこもあるのかなと思うので、ご注意ください。

ヘルシンキからのドライブに最適なスポット

フィスカースはドライブとして最高の場所です。
景色が良いのと運転時間もほどよいし、ドライビングコスト(レンタカー、ガス、労力)をかけても滞在中の満足度は高いです。
自然も人工物も美しく、写真もバエます。笑
ショッピングも見ていても楽しいし、思い出に残るものが手に入るかと思います。

ドライブ中に見かけた野生のシカ
ホテルTorbyを望む

主要なエリア範囲は片道の直線距離で約1kmとコンパクトなので周りやすいのも特徴です。
ただ歩いて一周するなら30分程度ですが、色々な要素がギュッと詰まっているので、自然をのんびり楽しんだり、ショッピングしたり、アートを楽しんだり、お茶したりして、わたしは2時間程度は費やします。
食事をするならもう1時間くらいかかるのかな。

村の案内看板。

フィスカースは日本でも有名?!

フィスカースと聞いて、フィンランド人だけではなく日本人も、「ハサミのメーカーだよね」と、地名と知らなくても世界中でその名前は知られています。
もちろんこの会社が生まれたのはフィスカース村なのです。

このハサミのスタイリッシュさと人間工学に基づいた使いやすさでファンが多いメーカーです。

美しいアートとクラフトマンの村へ

フィスカースに着くとそこは絵画から飛び出して来たかのような美しい風景が広がります。
ゆっくり流れる小川と緑豊かな森、歴史のある建築物が構成する景色はどこを切り取っても絵になります。

見るもの全てが美しく、散歩しているだけでも楽しいです

人が暮らす村としては衰退してきましたが、この歴史ある風景を残そうと、元々は鉄鋼の工場等であった建物を生かしリノベーションして、現在はアーティストたちのアトリエやショップ、イベントホールなどになっています
もともとここ、フィスカース村は永く製鉄業で栄えた歴史があり、まだそのものづくりの魂は息づいているのですね。

このエリアは、フィンランド語ではなくスェーデン語を話す人が多く、ヘルシンキからあまり離れていないのですが別の国に来たような雰囲気があります。

暮らしている人も多くいるエリア
片手には賑わうショップ、もう片手には美しい自然がずっと続きます。
魚や水鳥が生きる小川
古い建物と自然の融合

ジュエリーショップ「SASSI/JALO」

フィスカースにお店を構えるジュエリーショップ。
この日、お店に立っていたのはデザイナーさんでした。
フィスカースでデザインし、製造もハンドメイドで行っているものこと。
セール中のものもあり、30€〜高いものは1000€近いものまであります。
ここでしか買えないお土産ができそうです。

2店が同じ建物にあり、SASSIさんはどちらかというとエレガントで繊細、JALOさんは力強く印象的なデザインの特徴があります。

松ぼっくりやトナカイなどフィンランドらしいデザインも
SASSIさんの店内
JALOさんの店内
大ぶりのリングもデザインが素敵でつけたくなる

コーヒー焙煎所「FISKARS COFFEE ROASTERY」

わたしはコーヒーには目がなくて、フィンランドでもあちこちの焙煎所から豆を買って楽しむが好きなのですが、やはり唯一の焙煎所があると聞けば行かずにはいられません。
もちろんこちらで豆を購入して来ました!
コーヒーだけでなく、お茶の種類も豊富でした。

黄色の看板が目印
大きな焙煎機に胸がときめきます
コーヒーと紅茶も並びます
香りを試して購入できます
折り鶴のオブジェがお出迎え

鋳造工房「Takopaja」

Takopajaは鋳物工房です。ここでは職人による鋳造の様子やここで作られたものを購入できます。

お店の奥でカンカンと鉱物を打ち付ける音がする
工房の手前で商品が売られています
無骨なメタルにかわいいデザイン
お店の黒板に、生首うさぎ?!

ガラス工房「Bianco Blu」

上の鋳造工房の目の前にガラス工房がありました。

カウンターの向こうに炉があるみたい
涼しげなガラス皿
ここで作られたアイテムを購入できます

タイル工房とカフェ「Wire & Mire/Cafe Antique」

タイル工房ですがかわいい食器もたくさん売っていて気になったお店です。
カフェと続きになっています。

小さな看板がお出迎え
かわいい!とにかくかわいい
少し和の要素も感じられる
こちらも水墨画のよう
鳥のマグネット。かわいい。。
うさぎのカップル
お店はカフェにつながっていて素敵なテラスもあります

クラフトビールとワイン「Fiskars Brewery and shop」

ここはクラフトビール、ワインなどの醸造施設がある建物。
Fiskars Breweryのビールとロングドリンク(日本でいう缶サワー)が楽しめる他、Noita wineryのワインもあります。

建物外観。ナイフのクラフトショップもあるそう
ドラフトでビール等も飲めます
ガラスの向こうに醸造施設が見えます
ビール、サワーがドラフトで飲めます
オーストリアから取り寄せた葡萄で作るワイン
今回はこの二つをガーデンでいただきます
川のほとりで飲むワインは格別

かわいいチーズとパンのお店「Fiskars Mathantverkare」

村の外れにあるこぢんまりしたお店です。手づくりシナモンロールをいただきましたが、ふんわりしっとりして美味しかったです。
サンドイッチなどもあってぜひ訪れてほしいお店。
お店の前のテーブルで食べることもできますよ。

笑顔の素敵な女性がお出迎え
ふっくらシナモンロール。ちらっと見えてるガーリックブレッドも美味しそうだった。

小さなギャラリー「Kupru galleria」

期間ごとに展示が変わるギャラリーです。
私が行った時は木を使った作品のアーティストさんの展示でした。
アーティストさんと作品を見ながら会話できるのが楽しかったです!
instagramに展示予定などがあるので訪れる際はチェックしてください。

白く明るい開放的なスペース
暖かさの伝わる木の作品

レンタルサイクリングもできる「Fiskars Village Trail Center」

フィスカースには村だけでなく自然を楽しめるトレイルルートがあり、電動自転車や本格的なサイクリングバイクをレンタルできるようです。
今回できなかったけど、ガイド付きのサイクリングなどもあるらしいので次回は行ってみたいです。
詳細や予約はこちら。

中にはたくさんの自転車があります

絶対行くべきフィスカースショップ「Fiskars Shop」

ハサミのメーカーと知られるフィスカース社のお店です。
ハサミだけでなくキッチンナイフからお鍋、フライパン
、なんと薪木用の斧まで売っています。
フィスカース社の傘下には有名な陶器メーカーのイッタラ、ウェッジウッドがあり、これらのアイテムも展示販売されているのです。
今はなかなか見ることのできないイッタラのヴィンテージアイテムもあります。
見ているだけで楽しめるお店です。

フィスカース社のアイテムが集まっています
ハンドルが金属のデザインがステキ(木のもあります)
ウェッジウッドコーナー
広くおしゃれな店内
ヴィンテージアイテムがファンにはたまりません

車の充電もできる駐車場「Åkerraden Parkering」

電気自動車で行ったので、散策をしている間に車の充電ができるのがありがたかったです。
駐車場は広く、トイレもあります。

車の充電ができるのは2台ぶん

アート&デザインビエンナーレ2024

フィスカルスのローカルコミュニティのアーティストによる展示会です。
フィスカースやアルテックなど優れたデザインのプロダクトを持つメーカーが主催し、彼らの製品も見ることができます。
2024年は6月1日から9月1日まで開催です。
この記事は2024年に書いているのでそれ以降は、おそらく毎年夏に開催されていると思われるので公式サイトやSNSをチェックしてみてください。

こちらはinstagramです。

いくつか写真をご紹介します!

緑に囲まれは橋の向こうに入り口があります
古いレンガの壁と新しい白木の対比が面白い
モダンでシンプルなバスタブ。ほしい!
国内有名家具メーカーによる展示
窓から差し込む光が暖かい
販売している展示物もあります
ショップの入り口

一階の片隅はお土産屋さんになっています。

おわりに

フィスカースはヘルシンキからそう遠く離れていないのですがフィンランドの異なる景色を楽しめる素敵な場所です。
車がないとなかなか行けないのですが、その価値はあります。
ぜひ、挑戦してみてください!

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