在宅勤務は自分たちのためだけではない
「緊急事態宣言」を受け、アステリア株式会社では4月8日から「全社員在宅勤務」を指示しました。そして、そのことを私はSNSで告知しました。そうしたら、外部の人から『在宅勤務できない業種もあるのだから、「全社員在宅勤務」をアピールするのは、その人達への配慮が足りないのではないか』との意見をいただきました。
違います。逆に配慮しているからこそです。
在宅勤務できない業種もあるからこそ、在宅勤務できる企業で1人でも多く市中の移動を減らす。そのことで、外出が不可欠な勤務の方々の市中接触数を減らし、感染リスクも減らすことができるのです。
「STAY HOME」は目的ではありません。市中での接触を減らすための手段なのです。だから自社だけの問題ではありません。
長年テレワークを推進してきたアステリアですら、全社員でこんなに長期間の在宅勤務は初めてです。事業への影響のリスクが無いとは言えません。それでも実施するのは、企業の社会の公器としての責任であり、このような状況でも在宅勤務できず第一線で社会を支えてくださっている方々への配慮と敬意でもあります。
だから、在宅勤務ができる企業や職種が、1人でも多く在宅勤務に動くように、私はこれからも在宅勤務をアピールします。一部の非難を恐れて、こっそり在宅勤務する必要はないんです。各社、出来ることを出来るだけからでいいんです。少しずつでも積み上げれば、大きな力になるでしょう。
自分たちを守るためだけでなく、社会を守るために、可能な職場は1人でも多く在宅勤務を進めましょう。
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※4月8日のFacebook, Twitter (@pinahirano) への投稿と同内容です。
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