適齢期って言われると ①
みなさん、こんにちは。
自己紹介でもお話ししたとおり、私はバツイチです。
バツイチを作り出した最初の結婚話をしたいと思います。
できる女になりたくて
大学3年生の秋、就職活動を始めた頃、俗にいう「就職難」の時期でした。
今はインターンシップとか色々あるけど、私の頃はそんなのはなかったんじゃないかな。
就職活動を始めようと思う、この時期に就職情報誌を発行している会社からたくさんの会社情報が記載されている雑誌がもれなく送られてくるんだけど…
私は教育学部で、なおかつ女性っていうわけで、経済学部や経営学部所属の男性は分厚い会社情報雑誌が送られてくるのに対して、私はとっても薄い雑誌が送られてきたのでした。
まだまだ女性は一般職、男性は総合職っていう男尊女卑的な考えがまかり通ってきていた時代。
私は、教育学部の生物学科で、食べたり飲んだりするのが大好きで、新しいもの好きだったせいもあり、食品会社や飲料会社の営業企画や商品企画みたいな仕事を望んでいました。
だがしかし、そうも簡単には行かないのです。なんてったって、就職難。
それに私は大学4年生の春には、就職先も決まっていないのに教育実習で1ヶ月拘束されてしまって。
結局のところ、教育実習が終わった頃には、望んでいた仕事の就職口はなくなり、金融機関の一般職しか残っていなかったのです。
さすがに、周りでは就職先が決まり始めているのに、段々焦ってきて。
とりあえず就職しようと、食品会社や飲料会社以外の業界も視野に入れて就職活動をして、ようやく日系生命保険会社の一般職の内定をもらったのでした。
なんで男性と同じ教育を受けているのに、社会ではこんな女性の地位が低いんだろう…と思いながらも就職し、同期入社の子たちには負けられないっていう想いで働いていました。
同期には負けたくない
入社3年目、私は本社勤務になりました。
生命保険の中には満期保険金があったり、お祝金が支払われるものもありますが、その満期保険金やお祝金の支払いを行っている部署です。
最初の1年は4歳上の女性の先輩の下で業務を教えてもらいながら仕事をしていたのですが、その先輩はその1年限りで退職されてしまい、代わって私がチームのリーダーに。
ただ単に支払業務だけを行っているわけではなく、法改正があれば事務フローを見直し、新しい請求書やマニュアルを作ったり。
業務上、専用システムを使っていたので、支障があればシステム部と連携したりと、そんな仕事をしていたわけです。
週に一度はシステム部と定期ミーティングを行っていました。
でも、なかなかかみ合わないんですよね。私はシステムについて詳しくないし、システム部の方も事務には詳しくない。
そういう状況から、その仲介役になる人をということで、事務業務部から男性で総合職のKさんという人を紹介されました。
そのKさん、私と同期入社でシステム部出身です。
なんとなく、物腰が柔らかいというか…いつも優しく、時々面白いことも言ってくれる楽しい人でした。
ああ、同期入社の子がいるなら、これからシステム部とのやり取りがスムーズにいくかも…と思いながら日々の仕事をすすめていたのです。
でもね。ちょっと頼りないというか。まあ入社4年目だし、そんなもんかなあと思っていたけどね。
うーん。やっぱり頼りないんだよなあ。本当にシステム部出身だった?と思ってしまうし…
その時に思いました。
「同期入社で男性なのに、この程度なんだ。なんで私は一般職で、Kさんは総合職なんだろう。給料だって全然違うのに。」
一般職と総合職では、いくら同期でも給料には差がありました。
できる女と思われたかった私は、同期なのにバリバリ仕事というより、ふんわり仕事をしているKさんのことが許せなかったのです。
次回は…
自分が仕事ができるのかどうなのかも、まだ評価されていないのに、勝手に自分をできると思ってしまっていました。
同期入社のKさんと一緒に仕事をして上手くいくのでしょうか?
次回はKさんとの関係性についてお話をしていきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?