適齢期って言われると ③

Kさんのアドバイスによって、システム部への提案が上手くいった私。

頼りないと思っていたけど、ちょっと見直したところもあるKさん。

さて、私はどのような行動をとるのでしょうか。

この気持ち、伝えたい

早くメールしてありがとうって伝えなきゃと、メールを送ることに必死になっていたので、どんな文章で送ったのかも覚えていなかった私。

すぐにでもメールの返信が欲しかったけど、1時間くらい経ってからメールを確認してもKさんからの返信が来ない。

「Kさんも一緒に喜んでくれないのかなあ」

Kさんにアドバイスをもらっていただけなのに、Kさんにも喜んで欲しいと望んでいる私。

なんなんだ…

もしかして、さっき送ったメールに失礼があったんじゃと思い、送信済フォルダーから探してメール本文を読み返してみた。

なんだ、この文章。

自分の気持ちが前のめりすぎて、空回りしている感が漂っている。このメールに返信しようと思っても、難しいよなあ。

私はもう一度、Kさんにメールを書いた。

何度も何度も読み返した。そして送信ボタンをクリックしたのだ。

スマートな切り替えし

私がまだ20代の頃だったから、今のように社内にWifiがあるということもなかったので、ミーティングの時に自分のノートパソコンを抱えて参加するというスタイルではなかった。

自分のパソコンは自席に置いたまま、反対にノートや参考資料を抱えて臨んでいた。

メールを送ったこの日。

Kさんからなかなか返信が来ないなあと思いながら、あるプロジェクトのミーティングに参加するために、エレベーターホールでエレベーターを待っていた。

エレベーターが開いた瞬間、目の前にはKさんの姿が。

エレベーターから降りてきたKさんは

「今日はシステム部とのミーティングに参加できなくてごめんね。どうだった?」と。

あれ?私のメール、見てないのかな。

隣には違うチームの友達もいたので、Kさんにありがとうと伝えることもできずに、ただ

「メールしたから…」と言って、エレベーターに乗ってしまうしかありませんでした。

ミーティング中もKさんのことばかり、なぜか頭をよぎります。

ああ、さっき伝えれば良かった。

何を私は恥ずかしがっているんだろう。

ミーティングが終わり、早足で自席に戻って、まず最初にメールを確認しました。

Kさんからのメールを探します。

「あった!」

Kさんからの返信メールを読んでみると、そういうアドバイスをするための役目が俺だから…と。

なんだ、案外スマートじゃん。やるな、こいつ!と思ったのでした。

次回は…

なんだかKさんのことが気になって仕方ない。

頭の中から離れない。

仕事でただアドバイスをもらっただけなのに。なぜだろう。

次回は私の気持ちの変化を、仲良しの友達が見破ります笑

ではまた~!

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