プロフィール
こんにちは。ぴなこです。
職・食・身体作りで悩みを持つ方を応援したくて、noteを綴ってます。
職と 食と 身体作り。。関係がないようでいて繋がっています。
仕事も生活も身体が資本。体力は資産。
そして、身体を作っているのは食べもの。体力を与えてくれるものも食。
すべて見つめると、すべて好循環に入ります。
ぴなこ
生まれ: 宮崎県/1980年
資格: ヘルスフードカウンセラー1級
JBBF登録選手(2018年東京ビギナー4位、京都大会5位)
学歴: 大阪外国語大学外国語学部スペイン語学科卒業
略歴: 在学中に、ワーキングホリデーでニュージーランドに滞在
在マイアミ日本国総領事館で2年働く
大学卒業後、メキシコ国立大学に留学
北京語言大学に留学
2008年入社から現在に至るまで電機メーカーに勤め、
発電設備の営業・商務として世界に6基の発電設備を輸出
2018年から講師として料理を教える
2019年にはボディビル・フィットネス大会に出場し入賞
2020年からは海外営業課長を務める
ここでは、ぴなこが今日に至るまでの遍歴をまとめました。とても長いので、関心とお時間があればどうぞ。
就職氷河期という迷宮から
就職氷河期のどん底。それが、わたしが本来 就職活動をすべき年でした。国公立でも、100件以上のエントリーシートを書いて、ひとつも面接すらしてもらえない時代。正直言って、”就職”って、全くぴんと来てなかったです。
ぐるぐるさまよい思いついたのが、領事館で働くという選択肢。これは、今もある制度ですが、外務省の外郭団体に所属して、世界の日本大使館や領事館で働くというものです。簡単に言えば、ながいインターンのようなもの。
マイアミで働く
3回試験を受けて、3回目の正直で採ってもらえました。勤務地はフロリダ州マイアミ市。職場にすら、スペイン語を話すキューバ系、フランス語を話すハイチ系、ユダヤ系、ゲイなどが普通に一緒に働く多様性豊かな地。
今思えば、人生でもっとも明るい時期だったかもしれません。ただ、ながいインターンなんです。終わりが来る。そして、わたしはまたさまようことになりました。
メキシコへ逃げて
働いてためたお金と外務省のコネを頼ってメキシコに渡り、Universidad Nacional Autónoma de Méxicoに通いました。でも、これもまた”終わる”ことがわかっていました。次こそは、生業を見つける必要がありました。
アメリカで働いたこともある、英語もスペイン語もできる。でも、わたしはどこまでいっても日本人。ネイティブにはなれないし、ネイティブになれたところで、ネイティブとの競争に勝てるナニをも持ち合わせてはいない。
戦いのフィールドは日本だとわかっていました。日本の企業に自らを組み込み、日本社会の仕組みを学んで、また海外に羽ばたきたい。そう決めたら、既にボストンで行われた日系キャリアフォーラムにいました。
わたしが遅い就活に勤しんだ当時、日本の景気は2002年1月を谷底に回復傾向にあり69ヶ月連続の経済成長を遂げていました。翌年にリーマンショックが来るなんて誰も想像すらしない2007年10月、日本の景気がピークを迎えたとき、堅調だった電機業界への就職が決まったのです。
だいぶ遠回りしましたが、晴れてサラリーマンとなったのです。
大企業で働いてるのに、不安なのはなぜ?
就職してみると、自分だけ5歳年上でした。みんなよりできなくてはならない、、と強く思ったものです。今思えば、勝手に気負っていたように思いますが、とにかくがむしゃらに働きました。
まもなくしてリーマンショックが起こり、派遣村で年を越す人もいた冬でしたが、売り手市場の絶頂に売り逃げたわたしはありがたく仕事に打ち込んでいました。そのころは、早く1人前になって、また世界に出て行こうと思っていました。
その後、311もありましたが、仕事はむしろ忙しくなる一方で、ときにはカプセルホテルで仮眠して、すぐに仕事に戻る日々。毎日、新しい経験ができることが楽しくて、職場では常にアドレナリンが大放出されていました。
ところが、2年経ち、3年経ち、4年経っても、5年経っても、一向に1人前になった気がしません。1人前になったら転職しようと思っていたはずなのに、どうしても外で使えるスキルを体得した感覚を覚えませんでした。
そうして7年も経ったある日、会社が大きな不正を犯していたことが明るみになりました。このことで、生活は一変します。監査は激しさを増し残業は増えるのに給料は下がる一方。優秀な人材が会社からどんどんいなくなる。
株価の大暴落で、株や経済にも興味を持ちました。仕事が終わると、いそいそと日本証券取引所のセミナーや日経セミナーに参加したものです。会社の不正も、セミナーで教材となるほどでした。
不祥事とは沈静したかと思っても何度も余波が来るもので、また会社の業績不振と資金繰り悪化が明るみになりました。部長が辞めると宣言した時、この会社は本当に沈むんだと覚悟しました。
と、同時に、これからは、誰が先にこの泥舟から逃れるか、疑心暗鬼のデスゲームが始まった、と恐怖にすら感じたほどでした。
転職サイトにも登録しましたが、その頃には既に小さなグループを任されるようになっていたので、かわいい後輩を残して自分が先に去っていいのだろうか?という思いが頭をよぎりました。
また、それと同時に、自分には売れるスキルがあるのだろうか?と、現実的な自分の市場価値を見直し、なにか足りないと感じるようになりました。
さらに、どこに行けば安心するんだろう?と思うようにもなっていました。海外の荒波に挑むと意気込んでいた自分はすっかり影を潜め、安定を求めるようになっていたんですね。
悶々としながら、職場とセミナーを行き来し、海外仕組み預金に手を出したのもこの時期です。
料理を教えることの出会い
「働き方改革」が台頭し、長時間労働が負の遺産のように扱われるようになり始めた2017年、わたしも働き方について思いをめぐらせていました。これまでの働き方でよかったのだろうか?求められているものを与えてこれたのだろうか?
そんなころ、友人のぎっくり腰がきっかけで、料理教室に通うことになりました。ご縁とは不思議なもので、その料理教室から講師をしないかとお誘いを受けました。開いた手のひらにしか実は落ちないといいます。これを逃してたら二度とないチャンスだと、すぐに思いました。
”軸を移す”ことではなく”増やす”ことで安心を得たい、自分を必要としてくれる人に応えたい、ポータブルスキルを身につけ、会社に何があっても、定年後でも、世界中どこにいても社会に貢献していたい、という3つの考えが浮かび、そこに迷いはありませんでした。
かくして、昼は大企業でインフラ設備の海外営業、夜は料理講師、という生活が始まりました。料理を習いに行ったのに、教えることになるなんて、人生は摩訶不思議です。
食事がからだを作る
時期をほぼ同じくして、たまたま、ウェイトトレーニングをする機会がありました。衝撃でした。即座に、すべての加圧トレーニングをキャンセルし、そのトレーナーさんのパーソナルトレーニングに変更しました。
そこから身体が変わるのに時間は必要ありませんでした。
すべては、誰に習うか、だったのです。習う相手を貪欲に選んでこなかったことを猛省しましたが、過去は変えられません。未来を変えることにしました。
トレーナーさんの指導で食事も見直したら、身体はみるみるうちに変わりました。1年で体脂肪は10%落ち、腹囲は10cm減りました。師事して1年で、夢だったフィットネス大会に出場し、その年に入賞まで果たしました。
料理講師と登録選手という、軸が増えたのはよかったのですが、海外営業で1人前になるのはいつか?と思っていたそのころ、わたしにはそもそも「プロ」の定義がなかったことに気づかされることが起こりました。
プロフェッショナルとはナニカ・・・?
仕事であるセミナーに行ったときのこと。講師は自分とさほど変わらぬ年と思しき課長職の方でした。名立たる大企業のシニア相手に堂々たる質疑応答をする姿を見て、あぁ、これがプロだ、と雷に打たれました。
自分の領域においては、誰に何を聞かれても即座に応答し、相手を納得させることができる。例え100%正確な回答ではなかったとしても、相手を満足させることができる。あぁ、これがプロフェッショナルだと。
はて、自分はどうだろうか? 振り返ってみると、できないわけではない。 自分も、いつの間にか、プロになってたんだ! 海外営業を始めて11年目にして、やっと気がついたのです。延べ30,000時間超の旅でした。
ここで、次の課題が見えました。プロになったら、海外へステップアップしようと思っていたことです。
課長のひよこ
プロになったこと自覚した今、このまま10年後も20年後も同じことを繰り返して果たしてこの先ずっと満足できるだろうか? やはり海外に行くべきか?
そんなことを考えていた矢先、課長職という話が突然舞い込んできました。そう、いつも突然です。けれども、やはり開いていない手のひらに実は落ちません。
書ききれないほどの理由があって悩みましたがが、せっかくのチャンス到来ですから、大企業でしか経験し得ない次のステップにアップしてみることにしました。
かくして、今は、課長のひよことなりました。
職と 食と 身体作りと
これらの実体験から、職・食・身体作りで悩みを持つ方を応援したいな、と思って、noteを綴ることにしました。
職と 食と 身体作り。。関係がないようでいて繋がっています。
仕事も生活も身体が資本。体力は資産。
そして、身体を作っているのは食べもの。体力を与えてくれるものも食。
すべて見つめると、すべて好循環に入ります。
長くなりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
少しでも誰かのお役に立つ情報を発信できたらいいな、と思います。
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