京大不合格体験記【現役編】

浪人生の10月半ば、というなんとも微妙な時期に不合格体験記を書くわけだが、今成績が良くても落ちるのではないかという不安に駆られている今書くことで、現役不合格の経験を今年の受験に活かそうという魂胆である。同じ過ちは繰り返さない。
ということで、今回は“体験記“というより“原因分析“をメインにしようと思う。

この不合格体験記を書くにあたり、現役の時自分が何をしていたかを思い出してみたが、今思えば逆にこんなんで受からなくてよかったな、と思う。
浪人していく中で学んだことや得たことも多かったし、精神的な成長も大きい。
これについては、浪人が終わってからまた振り返りたいと思う。

また、不合格直後よりも、今の方が、不合格の原因分析を客観的に行えているのかもしれないとも思った。(その反面、うろ覚えの箇所は多いが……)

まず自分の簡単な受験までの道のりを紹介したい。
高校入学:すでに京都大学が第一志望。決めた明確な時期は覚えてない。
〜高2:定期テストはそこそこ頑張っていたものの、受験勉強はほぼゼロ。
    塾の授業にも真面目に出ない。
高3春:流石に焦り始めるが、余裕のE判定。部活が終わるまでほとんど勉強できず。
高3夏:やっと部活が終わり、受験勉強を本格的に始めるが成績が伸びずにへこむ。
    この時もまだE判定。
高3秋:初めて大学別模試でC判定を取り、共通テストも戦えるレベルまで上がる。
    現役ブースト。
    英語の弱さが露骨に出始める。
高3冬:共テを乗り越えて燃え尽きる。→不合格→浪人

次に、自分が京大不合格となった原因を以下の6つに分析してみた。

①量をこなせばいいと思っていた

学校や塾で、大量にやることを与えられる人も多いのではないか。
自分も塾で、過去問や模試をたくさん受けさせられた。
そのため、問題をこなす量に関してはそこそここなしていたと思う。
しかし、復習が苦手であった。
今まで中学受験の時でも、中高の時でも模試やテストの直しをしたことがなく、やろうとしてもやり方がわからない。
思い立った時にとりあえずやってみるものの、どこまできっちりやればいいのかも分からず、全てを完璧にすることはできないため、めんどくさがってだんだん雑に、そしてやらなくなった。
そして直前期に焦ったため、とにかく過去問演習の演習量をただただ増やした。
今になって思うが、復習こそが大切だと思う。答案にこそ自分の弱点が詰まっているからだ。

②夏休み以降の勉強時間の不足

自分が勉強頑張っている!と感じたことは今までほぼない。
だが、客観的に振り返ってみると、夏休みは頑張っていたのではないかと思う。
しかし、夏休み後は一度気が抜けてしまったこと、そして9月には学校のイベントがありそもそも十分な勉強時間の確保が難しかったこともあり、秋に失速、そして共テが終わり燃え尽きてしまい完全にスイッチが切れてしまった。
今年も同じ道を辿る可能性があるので、随時気を引き締めていきたい。

〜ここからは教科ごとの反省〜

③英語:基礎をおろそかにした

単語熟語文法が弱かった。11月ごろに絶望的に英語が足を引っ張っていることに気づき、あまりにわからない単語が多かったので、爆速で単語帳を回した。
(鉄壁と速読英熟語を合わせて3日で1周のペースで回した。)
結局本番でも(私立でも国立でも)英語が足を引っ張ることになってしまった。

④数学:不安定なのにあてにした

自分は数学が得意だったし好きだった。だが、安定して点数が取れるかと言われればそんなわけでもなく、波があるタイプだった。
他の科目が苦手な分、数学で取らなければと考えてしまっていた。
しかし、本番では自分で書いた二次関数の図を直線と見間違えるというしょうもないミスをしてしまった。(1日目終わって寝る前に布団に入った直後に気づいて絶望で寝れなくなった。)

⑤国語:なめていた

京大の国語は解答欄が大きく、たくさん書ける。当時は、要素を漏らさないためにそれっぽいこといっぱい書けばいけるっしょ!という短絡的な考え方をしてしまっていた。
残念なことに、それでも模試の点数はもらえるのだ。
京大の開示が来たときに、あまりにも予想より点数が低くて驚いた。
京大ともなると、テキトーな答案では誤魔化せなかったらしい。

⑥社会:間に合わなかった

現役あるある。以上。

まとめ

これを受けて、これからの浪人生活で気をつけることは、
1、勉強時間8時間は絶対に切らない(基本は10時間)
2、量より質。復習の手を抜かない。授業の復習は必ずやる。
3、暗記をサボらない。しっかり時間を取る。


もうあと約4ヶ月後には受験本番が来ると思うと、なかなかに怖いなと思う。
どうせ全部完璧!という状態で入試を受けれることはないと思うので、最善を尽くしていきたい。共テまで、あと88日、、、、、、

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