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#5 クラフトビールの魅力が伝わる雑誌を作ろう!? 〜構図テンプレ作成編〜

こんにちは、Vanersborgです!

ビール、お好きでしょうか?
筆者の私、ビールが大好きです。
これまで、数多くのクラフトビールを飲んできて、ビールの世界の奥深さに魅了され続けています!
今回、そんな私の趣味であるクラフトビールについて、一つ雑誌を作ってみようという企画を立てました。
前回までは雑誌のコンセプトと、タイトルの企画を決めました。
今回からは、ついに具体的な雑誌制作を開始することになります!

↓本シリーズの全ての記事はここから見れます!↓


雑誌の方針〜前回までのおさらい〜

前回では、雑誌のボリューム感について話しました。
通常の雑誌のような長文のメインの記事で読み応えのあるものに対して、制作する雑誌は、なるべく情報を削ぎ落とす方針に決めました!

#4 クラフトビールの魅力が伝わる雑誌を作ろう!? 〜雑誌のコンテンツ策定〜より

また、雑誌の構成を以下のように決めました。

#4 クラフトビールの魅力が伝わる雑誌を作ろう!? 〜雑誌のコンテンツ策定〜より

雑誌のメインコンテンツは上の表での”2. 各ビアスタイルの紹介(ペールエール・IPA・ヴァイツェン・スタウト)”がメインのコンテンツになります。

そのため、レイアウトをするにあたり、このセクションをはじめに着手する事とします。
今回は、ビアスタイルを比較する記事の構図を作成する上で、どのような情報を載せ、どのように見せるのかを決めていきます!

レイアウトの方向性

レイアウトの話をする前に、今一度”2. 各ビアスタイルの紹介(・ペールエール・IPA・ヴァイツェン・スタウト)”をどのような内容にしたいのか、共有します。

この記事の主な狙いは、ビアスタイルそれぞれの特徴を直感的に分かってもらう事です。

#4 クラフトビールの魅力が伝わる雑誌を作ろう!? 〜雑誌のコンテンツ策定〜より

雑誌のレイアウトを決めるにあたって、様々なジャンルの雑誌を読んでみました。
様々な雑誌を読み進めてみると、やはり殆どの雑誌がじっくり読ませる事が前提になっている事に気づきました。

通常の雑誌では、ある程度の読み込みが必要

雑誌を読むことで、文字組み等の参考にはなりましたが、もっと根本的な方向性のヒントが雑誌以外にあるのではないかと思いました。
そこで、雑誌以外の媒体に対しても視野を広げてみました。
その結果、着目したものは「デパートの商品カタログ」でした。
一つの商品に対して写真と共に、適量な文字量の解説文を余白を広く取って配置し、商品の特徴となるキーワードや数値を図表にしてわかりやすく載せる、訴求と美しさを兼ね揃えた機能性が何とも良かったのです。
ここから着想し、構図は掲載するビアスタイル4種類を通して共通のものにし、そのルールの中でそれぞれの個性が出るように編集する事としました。

商品カタログのイメージ(参考にしたものとは全然違います) 

残念ながら、参考にしたカタログは著作権により載せる事はできませんが、作成するラフ案からどのようなものだったのか推測していただければ幸いです。

構図の作成

手本を見つけることができたところで、早速構図の作成に入ります。
雑誌制作初心者の私にとって、一気通貫で制作ソフトで作り上げるのは至難の技。
まずは、自由気ままに手書きしていこうと無印良品で調達したノートにラフスケッチを書き下ろします。

手書きは、企画している事をより強く感じれるので好きです。

上の写真左上側の【ページレイアウト】では、参照した商品カタログの構図を書いています。
右のページでは、どのような内容や見せ方をするか、思いつくままにメモを書いてみました。部分的にこれまでの記事で言及したものがありますが、大半の部分は実際にページデザインに入っ時に考慮する事項になります。
ある程度書き出したら、この【ページレイアウト】を原型に、雑誌の内容に合わせてアレンジしていきます。

一旦、こんなところでしょうか?
上の写真が構図テンプレの草案です。
参考にしたカタログの構図は踏襲しつつも、情報量や配置などを場所ごとに変更しております。
この箇所の詳しい説明は、この後の「構図の解説」でお話しします。

構図の解説

以上の経緯から、以下の画像のような構図で確定しました。
(清書として、illustratorでワイヤーフレーム風に作りました。)

各パーツ左上から1〜5までナンバリングをし、順を追って説明していきます

(1)スタイル名
目線が一番最初に行く場所として知られる左上の箇所には、スタイル名を掲載し、実質的なページタイトルとしての役割をもたせます。

(2)スタイル概要の説明
ここでは、スタイルを解説する文章を入れます。
情報は多過ぎず、少な過ぎず、なるべく感覚的に訴求ができる文章の作成を目指します。

(3)ビアスタイルを端的に表した写真
ここでは、"(5)どんなビールか端的に一言"に連動した箇所となります。
通常のビアマガジンでは、しっかりとビール現物の写真が目立つように載せています。
黒ビールと白ビールなど、あからさまに色が違うものを引き合いに出すのであれば、写真で比較する目的は果たせると思います。
しかし、類似色のビール同士ですと、違いを写真から見せることはなかなか難しいです。

類似色同士だと、このくらいの違いです。

上の写真のビールを飲んだことがある人からすると、その色からどのような風味がするか連想がつきますが、初めての人はその限りではありません。

このように、中身の風味が違っても、見た目的にはそこまでの違いがないように見えてしまうのがビールの難しいところです。
(ビールに限らず、お酒全般にも言えることですね。)

そのため、ここでは、ビール本体の写真だけでなく、紹介するビールの象徴となるキービジュアルを訴求していこうと思います。

(4)スタイル名
ここでは、表題の通りビアスタイルを記載します。
右ページの(3)から(5)にかけては、ビアスタイルの早見表のような役割をイメージしております。その表の中で、どのようなビアスタイルか改めて名前を書いております。

(5)どんなビールか端的に一言
ターゲットは、クラフトビールを飲み慣れていない層です
初心者に対してどんなに詳しい説明をしても、飲まなければ分からない説明の限界があります。
当雑誌で味覚に関する言及をなるべく避けるのはこの理由からです。
ここで、あえて象徴的なキーワードを載せる事でビアスタイルを印象づけ、飲む前に高揚感を持てるような訴求を狙おうと思います。
ただし、拡大解釈や誤解を招かないように言葉選びには慎重にならなければいけないと思っております。

次回以降について

今回作成した構図に基づいて、ビアスタイルの紹介(ペールエール・IPA・ヴァイツェン・スタウト)をしていくのですが。
次回は、以上のスタイルを特集する記事を作成する予定です!
そして、次回の記事から重要な内容を抜粋して、今回作成したテンプレートに文章を落とし込もうと思います!

(続く)


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