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My interview Note 12

前回から少し時間がたってしまった。ニュージーランドのロックダウン明け以降は本業が忙しくなってしまい、更新が遅れている。コロナのロックダウン明け以降 ニュージーランド航空は国内線に限り、通常運行の70%で運航開始したのだが、当初の予想とは大きく違い、私の乗務した便はほぼ全て満席で、オーバーブッキングの便も数多く、とても驚いた。コロナの影響はどこ吹く風?といった感じで、人々はコロナ前の様に国内を移動している。

最近?では政府がコロナ用のトレーシングアプリを発表し、感染経路を特定しやすく、隔離作業をしやすくするようになってきている。移動先等は個人情報になってしまうが、コロナの危険性からいち早く身を守るにはこうした事が重要だと思うので、私も使っている。感染から症状が出るまでに大きな時間差がある。なのでこういったトレイシングアプリは個人情報云々も重要だが、感染から身を守るためには良い方法だと思う。

さて、今日は一緒に飛ぶキャプテンの話。ニュージーランドでは以前の会社でキャプテンとして飛んでいても新しい会社に入った時は副操縦士からやり直しになることがほとんどなので、面接時にはよく聞かれる質問だ。狭いcockpitという空間で長いこと二人きりになるので人間関係はとても重要。キャプテン、副操縦士両方ともに、people skill が問われるところで、プロフェッショナルな関係が必要になる。最近になってようやく気付いたのだが、各会社毎に何と言っていいのか、その会社独自の文化?があり、そこに慣れることが重要である。そこはもう、どの業種でも違う会社に移れば同じことなのだ。狭いcockpitの中で二人きりになるので、人間関係が苦手な人はあんまりエアラインパイロットに向いてないかもしれない。私の場合は、とても運が良く、極端に変なキャプテンと出会ったことがない。一癖あったり、意見が合わない人もいるが、向こうからすれば、私の方が” 変な奴!” なので文句は言わない。いや、しかし、今は私がキャプテンなので副操縦士がどう思っているのか・・常に気にかかるところ。堂々としていればいいのだが、根が小心物の私は、フライト中のみならず業務中は、副操縦士のみならず、CAやエンジニア、周りにいる人ののちょっとしたコメントにかなり意識をしている気がする。

27. Some captains can be frustrating, Have you felt frustrated with a captain.

この質問はよく聞かれる。この質問とセットで聞かれるのはキャプテンと意見が別れた時の対処法。あなたの性格やpeople skillが大きく影響するところだろうか? 答え方は、過去に遭遇したいくつかの実例を述べた方がいいだろう。エアラインの経験がない人であれば、この質問はキャプテンでは無くて教官に置き換えて考えると良いかもしれない。

エアラインのオペレーションでは、機内での権威勾配がある。機長、副操縦士、CAマネジャーと続くが、特に一番上の機長には法律的にもかなり大きな権限が与えられている。また監督者という立場もあるので、勘違いをする人(キャプテン)は、副操縦士や、CA達に高圧的な態度をとるキャプテンもいる。どこかの会社の社長みたい?周りの人たちは、さらに意見を言える状況でなくなる。そうなるとCRM的には最悪でワンマンオペレーションに突入し、失敗し、記者会見でバーコード頭を下げるという結末になりやすい。しかし、権威勾配が全くない場合も同じように問題が出る。意見がまとまらなくなり、前回説明した、peer pressureの問題が出てくる。なので、飛行機のオペレーションではある程度権威勾配が必要なのだ。

残念ながら、上記のような高圧的なキャプテンは少なからず、未だに存在する。だから自分が副操縦士の時は、これを如何にさばくかが問題になるのだ。例えばキャプテンが間違えたことをしていたら、皆さんは間違えなくこういうだろう。「指摘して直させる!」「assertion する!」。これは正しい!どこの会社の規定でもそうなってるはずだ。だが、人事的?プレッシャーのかかっている状況であったら同じことができるか?私にはとても難しい。だってキャプテン怖い人いるもん!このAssertionってのが非常に難しく、勘違いをしている人たちが沢山いるのだ。ここら辺の話は、次回にもっと詳しくしようと思う。

 I haven't had much frustration from captains  I flew with. But, if a captain kept me out side of loop intentionally, I would be frustrated.

If a captain consistently ignore SOP (standard operation procedure) when I pointed it out, I would be frustrated. 

Some captains sometimes yelled at me when I made a mistake, I was so scared.

32. A lots of captains are older. How do you think you will cope or relate to them? Some of them may be grumpy.

特に大きい会社には何十年と働いているパイロットたちがいる。親子ほどの年齢差があり、Generation Gap が問題になってくるのだ。この質問の答えは沢山あると思うが、common base を築くことである程度解消できる。小さな子供を面倒みたことはあるだろうか?ちいさな子供と遊ぶときに 私は、その子の好きなアニメだとかおもちゃだとかに話を合わせるのだ。これがcommn baseを築くことだと思う。相手がGrampyだろうがSuper Captainだろうが関係ない。communication ができなければあなたの仕事はとても危険なってしまう。会話の中でcommon base を探っていき話をすればコミュニケーションがスムースになる。

When I joined the company, many captains were older than me. I talked about my fishing, engineering experience and my family. I established common base with them.

33. What people at work do that annoy you?

この質問も答えにくい。内容としては、一緒に仕事をするうえで働きにくい人の特徴を述べた方がいい。色々あるが、私は、意見を求めても返事をしない、意見を聞かない、失礼な人は一緒に働きたくないです。これも実例を挙げて話すと良いでしょう。

I am good at dealing with all sort of people, But I find difficult to deal with  rude people not listening other opinions and no response when I asked.

最後にちょっと面白い動画を見てもらいたい。

分かるだろうか?左席にいる人はキャプテン。右席は副操縦士のジム。離陸からエンジンファイヤー?の状況である。かわいそうに、機長の滅茶苦茶なorder でジムのwork Loadが積みあがり、あたふたしているのがわかるだろうか。しかもショルダーハーネスも忘れてる!それに加えて最後のキャプテンのコメントが笑えるし、このcockpit内のwork enviromentが良くわかる。”Jim, I know you are a kind of busy, but a I am busy over here too.”  とコメントしている。もしあなたがジムだったらキャプテンになんて言いますかね?この動画の続きは無いのですが、いろいろ考えてみるのも面白いかもしれませんね?


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