パイロットから学生へのメッセージ。今から絶対に覚えていて欲しいこと
皆さんこんにちは
パイロットノートです。
今日は表題の通り、是非是非、今のうちに覚えておいて欲しいなと思ったことがあったのでnoteを書き始めました。
それは
「空は美しいよ!」ってことです。
いや、何言ってるの?と思うでしょう。
これは実はものすごく大切な考えです。
皆さん、パイロットはどこを見て空を飛んでると思いますか?
知識のある方はピッチでしょ?とかバンク?など色々答えるかもしれません。
でも基本的には外を見て飛んでます。
当たり前ですか?いえ、これが当たり前では無くなるんです。
訓練ではおそらく皆さんは初期過程からglass cockpitと呼ばれるいわゆるハイテクな飛行機に乗ると思います。
すると誰もが"計器ばかり見るようになる"わけです。
外を見てたって飛行機の姿勢がどうなってるのか、完璧にはわかりません。
1knot、0.5度を合わせようとすると計器に頼らざる得ないところもあります。
するといつか思うはずです、「あれ?最初から計器見ながら飛んだ方が楽なんじゃない?」と。
もうこうなったら泥沼です。
最初から計器ばかり見て飛ぶと、間違いなく訓練は苦労します。
外(景色)は実はすごく大きな計器なんです。
外だけを見ていれば飛行機のすごく微妙な傾きやピッチ変化に気づけるはずです。
それなのに小さな小さな計器ばかりを見てると飛行機は安定せず難易度はすごく上がります。それだけでなく、危険度も上がります。
そこで思い出してください。
「空は美しい!」
考えても見てください、外見なくて飛んでるんだったらゲームセンターでよくないですか?
美しい空を特等席で見られる、パイロットの醍醐味をわざわざ潰す必要なんて無いんです。
少し専門的な話をしておくと、外を見る癖をつけておくと"飛行機の行き足"が分かるようになります。
飛行機の行き足とは飛行機がどこに向かってるのか、ということです。
これはどんなマニューバー(飛行機の動き)をするのにも必要で飛行機の行き足が瞬時に分かるようになればとても操縦が楽です。
ぜひ、訓練に入る前にこのnoteを見て頂けると嬉しいです。
皆さん、「空は美しい!」です。
最近youtube始めましたので是非見てください!
【Youtube パイロットノート】
https://www.youtube.com/channel/UCl_x_Mp89vZlejQ_S9FMQqg
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?