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<チームで考える「アイデア会議」考具 応用編>マネしたいポイントまとめ📝
突然ですが、会議と聞いて何を連想しますか?
会議とは
『関係者が集まって(一定の手続きにのっとり)議題について意見を出し、相談すること。』
そうは言っても「時間を取られるから嫌だな」という方もいますよね。
とくにアイデアを出す会議にて案が出ない時ほど、”もっと話し合えば良い案が出るかも!“と考え、議題からどんどん脱線し、なかなか会議が終わらないなんてことも……
会議をスムーズに進める『ヒント』を得るために読んだ、チームで考える「アイデア会議」考具 応用編の中から、私がマネしたいと思ったポイントをまとめてみました。
1:自分の役割を理解する
会議に参加するメンバーは自分の役割を理解します。(ここでは会社での役職ではなく会議での役割を指します)
■ 会議メンバーと役割について
- ディレクター(1人):アイデアの中から良い案を選ぶ人
→ クライアントの事業・社風を1番理解しており、プロジェクト全体の舵を取る役割
- プランナー(3〜5人):アイデアを出す人
→ 世の中の尺度から、問題解決のアイデア(選択肢)を出す役割
- ファシリテーター(1人):会議を回す人
→ 会議中に意見を出しやすいように、発言を促すことで場の空気を回していく役割(ディレクター≠ファシリテーター)
アイデアがなかなか出てこない時、ディレクター自らアイデアを出しながら、参加メンバーへヒアリングを行ってとなると、時間も体力も消費されかねません。参加メンバーも、「何で会議に参加したんだっけ?」と疑問に感じてしまうなんてことも……
プロジェクトの規模や内容によって、ディレクターがファシリテーターを兼務する場合もあります。ですが、自分の役割を理解しておくことで、会議に参加する心構えがしやすいと感じました。
2:課題の本質を捉えてアイデアを出す
アイデアを出す会議では、『課題を解決するコア・アイデア』を見つけるために、多くのアイデアが集まることが理想です。
プランナーは『世の中の尺度から、問題解決のアイデア(選択肢)を出す役割』とありますが、目的や目標がわからないと『迷う』というのが正直なところだと思います。
■ ディレクターが行うこと
(1)プランナーに何を考えてもらうかを考える
- これから考えてもらう課題は何か
- その背景
- アイデアの方向性
(2)プランナーへのオリエンテーションは「指示」ではなくて「相談」
(3)コア・アイデアを決めるまでのワークデザインをする
- メンバーでワークするなら、どのタイミングまでにコア・アイデアが決められそうか
- そのために、アイデア会議を何回開く必要がありそうかを予想する
(4)悪い筋のアイデアは徐々に捨てる
<第4章 ディレクターにとってのアイデア会議とは?より参照>
ディレクターが事前に(1)でまとめた『解決したい課題』からアイデアのテーマを伝えることで、プランナーは『何についてのアイデアを考えるのか』が明確になります。
テーマに対して「一人●●案!」という風に告知しておき、会議では集まったアイデアベースで話すをアイデアが出尽くすまで繰り返す。
会議は手ぶらで参加するのではなく、持ち寄ったアイデアの中から良さそうなものをピックアップして、どんどんブラッシュアップをかけていく。
<アイデア会議のゴールデンルールより参照>
解決したい課題に対しての『テーマ』が絞られていれば、プランナーはアイデアを出すことに専念できますよね。
プランナーで参加した時のために、得意なジャンルを伸ばしたり、クライアントの業界情報をチェックしたり、日頃から準備しておくと良さそうです。
3:「3つの筋」でコア・アイデア選びもスムーズ
アイデアが集まれば、その中から良いアイデアを選ぶ必要があります。本書には選ぶポイントとして、「3つの筋」が紹介されています。
■ コア・アイデアの条件「3つの筋」
(1)面白いかどうか
(2)筋がいいかどうか
(3)社会との調和性
(1)面白いかどうか
『interesting=興味・注目・好奇心』を引きつけるアイデアなのかを検討する
(2)筋がいいかどうか
下記2点を軸に『筋がいい』のかを検討する
- 問題・課題をそのアイデアで解決できるかどうか
- 依頼元の文化・風土とマッチしているかどうか
(3)社会との調和性
(1)面白い と (2)筋がいい を軸に、アイデアをポジショニング(振り分け)を行い検討する
■ アイデアのポジショニング
(1)面白い×筋がいい=最高のアイデア
(2)面白い×筋が悪い=??
(3)面白くない×筋が悪い=ボツになるアイデア
(4)面白くない×筋がいい=??
『2』や『4』のアイデアは、『1』に昇格させることができるのか、昇格した方が良いアイデアなのかを検討します。
アイデアのポジショニングは、ディレクターが検討し、プランナーへフィードバックを行います。
もし自分一人で『面白い』と『筋がいい』を判断することが難しい場合は、知見がある先輩や上司・同僚、そして外部パートナーに指示を仰ぐのも1つの手段だと思います。
判断力を上げる方法としてよく紹介されるのは 読書 ですが、
『これはイケる!』と思ったことをメモに残して、日頃から『面白い・筋がいい』をつかむトレーニングを積むのも個人的にオススメです。
まとめ
昨年の3月からリモートワークに切り替わり、会議はオンライン中心となりました。
冒頭でも述べたように、「会議は時間を取られるから嫌だな」の気持ちは、リモートになっても変わらない課題の1つです。会議の時間を少しでも有効的に使えるように日々精進していきたいです。
以上、株式会社PILOT・プランナーのまつおでした。