【連載】あなたはなぜピルコンに? #7
初めまして!今年の4月からピルコンでフェローとして活動しているみずきです。
大学ではジェンダー関係の事柄について勉強をしており、特にジェンダーロールについて関心を持っています。大学二年生の時に交換留学生としてアイルランドのUniversity College Dublinという大学に一年間留学していました。自己紹介はこれくらいにして、ここから3点に分けてお話していきたいと思います。
ピルコンに入ったきっかけ
大元のきっかけは大学2年生の時に履修したGender Studiesというジェンダーについて扱っていた授業です。その当時段々メディアでも「LGBTQ」という言葉が取り扱われるようになり、多少ながらジェンダーに関心を持っていたのでその授業を取りました。その授業では毎週新しい発見がありました。見えていなかっただけでこんなにも自分のいる世界は広いのかと圧倒されるとともに性知識についてあまりにも多くの人が知らなさすぎる事に驚き、より多くの人に正しい性知識について知ってもらいたいと考え始めました。色々と調べていくうちに自分が過去にパートナーと関係を持っていた時に、もっと正しい知識を持っていればよりよい関係性を作れたのではないかと後悔するようになりました。自分より若い世代の人達には私の二の舞になって欲しくないので、正しい性知識を伝えるにはどうしたらいいのか考えるようになりました。
ピルコンについて初めて知ったのは留学中です。正しい性知識を知ってもらうために活動している団体で活動したいと思い検索したところピルコンと出会いました。ホームページでピルコンの理念や目標、今までの活動を見て、この団体であれば私の考えと合うなと思い参加しました。
ピルコンでの活動
私はイベントの企画・運営というところに所属しています。仕事としてはピルコンルームというピルコン主催のオンラインイベントで使用するスライドの資料集めと当日のzoomで諸注意と事後アンケートを流す、時折ブレイクアウトルームの作成をするという事をしています。
ピルコンルームでは以前1度話す側として「男性の性の歴史」についてお話したことがあります。
他の活動としてはAMAZEという性教育の動画を制作しているアメリカの団体の日本語版ウエブサイトと編集にも携わっています。(まだ研修中ですが...。)
そして「 #緊急避妊薬を薬局で プロジェクト」のお手伝いも何度かさせていただきました。以前自分がお手伝いした報道陣向け記者会見の映像が翌日のテレビで流れていた時は中々嬉しかったです。もちろん一切映ってないですけど(笑)。
ピルコンで行われているLILYという性の健康・リレーションシップ教育プログラムで今まで6の学校で性教育講演を行ってきました。コロナの関係で今年は1校以外全てオンラインで行っていましたが、オンラインだからこそ都心から離れた学校の学生さん達に性教育を行う事が出来てよかったと思います。講演の時はほぼ毎回同じ個所を担当させていただいており、始めたばかりの頃は、時間内に話終えられる事と、はきはきと喋る事、そして直接的な表現を使う事に対して難しさを感じていました。今では講演をする事に大分慣れてきているので、対面での講演が出来るようになるのが楽しみです。
ピルコンに入って良かった事
性教育がいかに大切か、そして自分の周りで起こっている不条理により敏感に気づけるようになった事です。性教育は人権教育だとよく言われていますが、本当にその通りで、若い世代の人達に必要な時に必要な手段を教える事は将来的に多くの人が不幸な目に合うのを未然に防ぐ事に繋がると思います。そのプロジェクトに末端ながら少しでも力添え出来ているという社会貢献度の高さが自分の自信に繋がりました。
これからの目標
私は自分がした失敗を私より若い世代の人達に繰り返えさせたくない、そしてその人達が必要な時に正しい選択肢が取れるように色んな選択肢がある事を教えたいという想いを軸に活動をしています。現在の目標として自分の通っていた中学校、高校で性教育講演を行う事とピルコンルームで自分のアイディアの企画を実行させることです。
この記事を書いた人:みずき
早稲田大学国際教養学部の3年生。大学2年生の時に履修したジェンダー論の授業がきっかけで性教育に関心を持ちピルコンで活動を開始。ゼミではジェンダーについて専攻している。趣味はギターで好きなギタリストはCory Wong。「タヌキとキツネ」が好きでグッズを集めている。