前は3メートルまで。後ろは1メートルまで。
生きている中で、頭がいいと思う人には何人も会ってきた。
と言っても、ぼく自身がポンコツなのでほぼ周りの人間はぼくよりも頭がいい。
結論、みんな頭がいい。みんな天才。
でもそれだとぼく自身が「頭がいい」を定義づけできていないので、何を持って頭がいいのかを考えてみる。
ぼくの「考える頭が」いいは先を読めること。
ぼくは自称「ポンコツITエンジニア」だ。
それはエンジニアとしては必須能力とも言えるような「論理思考」を持ち合わせてい無いことが一番の原因だと思っている。
この論理思考こそ、先を読む能力だと思っている。
論理思考は、現状や、今ある材料を元に何かを構築していく段階で、
その先がどうなるのか?
ある条件によって、その結果がどうなるのか?
というのを事前に読んで実践していく能力のこと。
ことプログラミングをする上では必要不可欠なこの能力を持っていない、もしくは得意でない人はこの職業はかなりの無理ゲーなのである。
それでも、ITエンジニア業界はずっと猫の手も借りたいというような完全な買い手市場が続いていて、経験さえあれば使ってもらえるような状況。たぶん。
ごめんなさい。
「たぶん」と言ったのは、ぼく自身が一つの会社に10年以上ずっとお世話になっている古参者でして、他の会社の仕事はあまり受けたことがないから。
でも、古参だからこそ、今お世話になっている会社の中がどれだけエンジニア不足に陥っているかを目の当たりにしている。
確かに、入ってくる人によってはスキルの高低はどうしてもあって、すぐに馴染める人とか、エンジニアという言ってみればすこし特殊性のある仕事なので会社側からすると扱いにくい人など様々いる。
それでも不足していることには変わらないので、頼りになるのは経験年数だったり、これまでに携わってきたシステム開発の案件だ。
そうなると、ぼくのように長くいる人間というのは、少なくとも新規参入してくるメンバーに最初に教えなきゃいけないことがないので、単純に教育コストがかからないから会社側にも都合がいいのだ。
少しぼくの話が長くなっちゃった。ごめんなさい。
それで、ぼくがこれまで一緒に仕事をしてきた人、現在も仕事をしている中で頭がいいなと思う人というのは、総じてやっぱり論理思考が得意。そして、物事の先を読んで話をしたり行動したりしている。
何か仕事を始めると、その先10メートルを見据えて物事を進めていく。
これをしたらこの先どうなるか?考えることがとにかく早いのだ。
オセロとかをやらせたら強いんだろうな。
ぼくはそういう人たちにオセロや将棋など、戦略を伴うゲームで勝てる自信がない。
きっとそういうのが得意な人は論理思考が得意な人。
翻ってぼくはというと…
ぼくもエンジニアの端くれだ。無い頭をフル回転させて論理思考で先を読む努力ははしている。でも、せいぜい3メートル先までだね。
それ以上先のことはまったく読めない。
あるシステムのどの部分を改修するとどんな影響があって、それを改修するためにどのくらい時間がかかって、改修した結果、それを使う人にはどのようなメリットがあるのか?
というようなゴールを見据えられる人は本当に尊敬する。
さらに。
ぼくがこれまでに書いたいくつかの記事をお読みいただいている方はよくご存知だと思うが、ぼくがポンコツと言っているのには、論理思考ができないということのほかに「記憶力が壊滅的」だということがあげられる。
よく読んでいただいているあなたは、もう散々聞いてきてウンザリしていることだと思う。そんなあなたにはこの場を借りて特別にこんな言葉を送ります。
ごめんて!
とにかく記憶力が壊滅的なぼくは、過去に自分のしてきたことをとにかく覚えていない。
エンジニアとしてはこの上なく悲惨な状態だ。
なぜなら、優秀な(というか普通の)エンジニアであれば、自分が一度解析したり改修したりしたプログラムの構造をちゃんと覚えているらしいのだ。
いや、そんなのフツーにすごくね!?
というのがぼくの持っている感想なんだけど、あなたはどう思う?
ぼくは自分の改修したプログラムはおろか、さっき見て調査したプログラムの構造すらもう忘れてしまっているよ。
白状するとこの記事ですら、
・冒頭がどんな出だしだったのか?
・何をきっかけで書き始めたのか?
・どうやって話を展開してきたのか?
を覚えちゃいないんだ。
覚えているとしたらほんの2〜3行分くらいかな。
距離にしてそうだな・・・1メートル!
先を見る距離は3メートル。過去を振り返れる距離は1メートル。
これがぼく自身の能力。
短い。実に短い。
ただ、こんなことを今さら悲観したところでどうこうなるような問題じゃない。
なにせ自分はもう40だ。
これから改善できるとは到底思えない。今までも「そんなことはない」と言い聞かせてなんとかなるように努力はしたつもり。
それでも変わらなかったので、もうその事実は事実として受け入れた。
で、出した答えの一つがこのnote。
ぼくのこの壊滅的な記憶を補完するするための大事な作業。
考えたことをそのままnoteに「転記」する。
今思いついた言葉をひたすらに写している。なのであまり何も考えちゃいない。
いつもいつもまとまらない、垂れ流しの文章を読んでくれているあなたには、心底感謝している。
本当にありがとう。
もう一つ。自分の特性を理解して「こうするしかない」と考えたことがある。
過去も未来も大して考えられないなら、現在に賭けるしかない。
先は読めない。過去も覚えていない。
だったら、いま現在に脳のリソースをフル投下して、何かを全力でやるしかないよね。と言っても、いつもいつも仕事をバリバリするとか、価値を生み出す何かをやるとか、そんな意識の高いことはできない。
そうじゃなくて、もうちょっとわかりやすい言い方をすると
「四の五の言わずにとにかくなんでもやりやがえれ。」だ。
めんどくせぇと思うこともある。先が見えないと思うこともある。自分が見てきたこと、聞いてきたこと、やってきたことが思い出せなくて凹むこともある。
でもそんなことは考えたって見えねぇものは見えねぇし、思い出せねぇものは思い出せねぇのである。
そんなことで悩むくらいなら、今できる何かに集中する方が人生は楽しくなる。
たぶん。
ごめんなさい。
「たぶん」と言ったのは、そうしたら人生が楽しくなるかなんて考えてもわからないから。だって3メートル先までしか見えないんだもの。
でも、3メートル先はまだきっと楽しいでしょ。何かに夢中になっていればね。
4メートル先、5メートル先では後悔していることもあるかもしれない。
だけど今それを考えたってわからない。
きっと後悔するったって、1メートル前のところまで。もっと前なんて覚えてやしないんだから、それはそれで問題にはならないんじゃないかな。
とにかくさ、考えたってしょうがないことを内頭で考えたってしょうがないんだよ。
なんかまたまとまりのない文章を展開しちゃってごめんね。
プロフィールにも確か書いた。
『なんのこっちゃ』って思っていただければそれでいいと思う。
(よく覚えてたな、ぼく。)
そう、ぼくの価値は「なんのこっちゃ」。これはイイ。
だってこんなにもオチや締まりのない記事でも許してもらえそうじゃん。
じゃあ、またね。
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