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伝えかたって難しいよね
自分のことを他人に伝えることは難しいことである。
『こと』ばかりの文章になってしまった。
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潰瘍性大腸炎という病気になってから度々入院しているが、必ず便の性状を医師と看護師に伝えなければならない。
特に気を付けなければならないのが看護師さんへの伝え方だと思っている。
こんなことがあった。
ガスとともに血が便器に4〜5滴ほど飛び散る様を『スプレーみたいに』と形容したところ、ものすごい下血だと医師に伝わり危うく外出許可が取り消されそうになる事態にまで発展した。
余計なこと言わなければよかったと思った。自分は排泄される様子を例えただけだったが、看護師さんは『スプレーみたいに勢い良く大量に血液が出ている』のだと受け取り、それを医師に報告したのだ。
そうか…下血は4〜5滴くらいだということをはじめに伝えたはずなのに『スプレーみたいに』の印象が強かったんだね…
それからは便の回数・下血の有無しか伝えないことにした。本当は便の出方で直腸あたりの炎症がある程度分かるけど、もう看護師さんには言わない。余計なことは言わない。その時そう決めた。
患者としてどうなのか?看護師さんとのコミュニケーション大事。分かってる。看護師やってたから。だから余計に…なのだ。
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伝言ゲームほどガラリと情報の内容が変わる訳ではないにしても、間に一人でも入ることによってニュアンスが変わることは日々経験する。
どうしたら相手に正確な情報が伝わるのか?
自分にとって永遠のテーマである。