20240924 自作の短編『空から降る数多の首』が【クビコン】特別審査員賞を受賞!あれ??発表されてからもう一週間以上たってるぞ!?? 報告遅れてすみません!! 色々と立て込んでました!!
こんにちは、蛯原テトラです。
この度、HelveticaBooksさん主催の第一回HelveticaBooks短編小説賞、通称【クビコン】にて、蛯原の書いた『空から降る数多の首』が、特別審査員賞をいただくことができました!!
わーい!!!!
発表された結果と各作品への選評は、HelveticaBooksしのき美緒さんのページからご覧ください。
公募の段階では、受賞作をまとめて電子書籍化する、ということだけ知らされていたのですが、どうやら紙書籍化に向けても動き出している模様です。電子も嬉しいですが、紙の本で読む喜びもまたひとしおですからね~!
楽しみです!!
さて、HelveticaBooksさんにとって第一回目の小説コンテストとなるこちらの【クビコン】……。公募の情報に行きついて、応募作品のテーマが「生首」であることを知った時は、本当に驚きました。
攻めすぎ!!(笑)
けど、めっちゃ楽しそう!!!
僕は普段からホラーの短編を書くことが多いのですが、活動している投稿サイト自体の特色もありますし、どんな話を書くときであっても想定する読者層を意識して表現の調整をしています。
正直、まだその加減がうまく掴めていないのですが(笑)
もちろん【クビコン】においても過度な暴力描写、性的な表現は不可とされていました。ですが、なんといってもテーマは「生首」。少々過激なストーリーであっても、ある程度までは許容してくださるのではないか、という期待がありました。
加えて、特別審査員をつとめられた藤白圭先生からのメッセージにあった言葉が、今回の僕の創作における方向性を決定づけました。
「テーマが『生首』なだけに、新しい切り口の、既存の枠にとらわれないキレッキレな作品をお待ちしております。」
キレッキレ。
そう、キレッキレです。
僕は今回、とにかくキレッキレな作品を目指しました。
普段の公募では自分が絶対にやらないような表現や異質な舞台設定をこれでもかと詰め込み、なりふり構わずに突き進んでいきました。
具体的に何をしたか、というところまでは流石にここで言えませんので、是非、作品集を手に取ってもらえるとありがたいです……!!
書いている途中、作品が完成に近づくにつれて
(……これは流石にアウトなんじゃないか?)
(……表現に嫌悪感を覚える人もいるんじゃないか?)
という考えが鎌首をもたげましたが、既に書くこと自体が楽しくなってしまっていたので、筆を止めることはしませんでした。
「生首」というテーマの魅力だと思います!
書き上げたことに満足し、「もう落ちてもいいか!」という気持ちで応募した『空から降る数多の首』でしたが、結果的にはなんと藤白圭先生から特別審査員賞をいただくことができました!!
読んで、選んでいただき、本当にありがとうございます!!
HelveticaBooksさんの短編賞の大きな特徴として「完全匿名」があるんですよね。送付する作品のデータ内に筆名の記載は禁止。そうだと分かるような表現も、もちろんダメ。
作品の魅力のみで審査する、という姿勢を示されているのだと思います。
そういったコンテストで賞をいただけた、というのは本当にうれしいことです。改めて、主催の皆様には感謝の思いを伝えたいです。
余談ですが、今回の賞ではもう一つ、とても嬉しいことがありました!
普段から仲良く切磋琢磨させていただいている創作仲間のうたかたさんが『五体ガチャ』で優秀賞を受賞されたのです!
選考の段階で「お互い受賞できたらいいですね~」とお話ししていたのですが、まさか本当にそうなるとは!!
しかもそれが、一冊の本になって出版される。
こんなに喜ばしいことはないです。
ありがとう、HelveticaBooksさん。
ありがとう、生首。
出来上がった本を手に取るのが、とても楽しみです。
お忙しい中、多くの作品の審査に加え、丁寧な選評まで下さった審査員の皆さま。コンテストに関わっていただいた関係者の皆さま。
この度は本当に、ありがとうございました!!!
蛯原テトラ