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大英図書館、利用登録から閲覧まで

先日、大英図書館に行ってきました。パディントンの特別展を観に行った…わけではなく、マグナカルタを観に行った……わけでもなく、ホントにただ資料を読みに行きました。1600年代の古い資料で、マイクロフィルムで保管されているもの。実際は私の研究ではなく、日本にいる身内のお手伝いなのですが……。幸運なことに?大英図書館の利用方法が分かったので、せっかくなのでまとめておきます。

①利用者登録をする

まずは利用者登録をします。街中の図書館だと書庫をぶらつくくらいは登録なしでもできますが、大英図書館はそういうわけにはいきません。閲覧室に入るにはパスがいるからです。ちなみに、利用者登録をするには下記のふたつの書類が必要になります。

・サインがわかる身分証明書
・住所証明

登録手続きのときに図書館へ持参します。

1)予約を取る
まずは来館の予約をします。こちらのページの Pre-book an appointment to become a Reader. で、行きたい日時、場所の予約を取ります。予約したときに届くメールにチケットが付いているので、当日はそれを見せて入館します。
※ロックダウンで図書館がしまる前に登録していて、再開後初めて訪れるかたは登録の更新が必要だそう。そちらについてはここでは触れません。

予約の際にはアカウントの登録を求められますが、これはあくまでも予約を取るためのアカウントです。図書館の登録とは全然関係ないです。私はめちゃくちゃ混乱しました。

2)予約した日に大英図書館へ行く
前述した書類をもって図書館へ行きます。ちなみにチケットは印刷する必要はありません。画面で見せればそれでOKです。入り口で荷物検査を受けたら、登録のために専用のオフィスへ行きます……が、このオフィスがすごくわかりにくい!私は警備員さんに教えていただきました。確かRegistration Officeだったかと思いますが…うろ覚えです。チケットデスクか警備員さんに「利用者登録をしにきた」と伝えれば教えてくれるので心配しなくて大丈夫。

無事にオフィスにたどり着いたら、まずは予約の確認から。入ってすぐに受付があります。入館のときと同様、スマホの画面でチケットを見せればOKです。このとき、「書類は2種類持ってますか?」と確認されました。

まずはパソコンを使って自分で登録します。部屋の壁際に数台パソコンが置いてあって、すでに面は登録用のフォームになっています。そこに名前とか、住所とか、設定したいパスワードとか…必要事項を入力していきます。すべて終わると、「あなたの待合番号は****番です。呼ばれるまで待っていてください」といった画面が出てくるので、席に座って待ちます。番号は控えておきましょう。

係員の方に呼ばれたらもうすぐ終わりです。まず書類の確認をされます。問題がなければ、利用者カード用に写真を撮ってもらい、簡単な説明をうけ、カードをもらって終了です。なお、写真は利用者カードに印刷されるので、気になるかたは身なりを整えていったほうがよいです。私はテキトーなかっこうでいって少し後悔しました笑

②閲覧室と資料を予約する

晴れて利用者登録が終わったら、次は閲覧室と資料の予約をします。資料の予約ってなんぞ?という感じですが、大英図書館はたくさんの本がめっちゃたくさん、閲覧可能な状態で並んでいるわけではなく、読みたい資料は事前に取り寄せないといけません。読みたい資料がある場合は、閲覧室と一緒に資料の予約が必ず必要です。

1)閲覧室の予約をする
こちらから好きな閲覧室を予約します。手順は1回目と同じです。おそらく基本的にはどこの閲覧室でも問題ないはずです。私が取り寄せたかった資料はマイクロフィルムだったからか、限られた部屋にしか届けられなかったので、Humanityの部屋からMapの部屋に予約を取り直しました。映写機がかぎられた部屋にしかなかったのかな…?

2)資料を予約する
閲覧したい資料を図書館へ行く48時間以上前に図書館のカタログから探して注文します。オンラインカタログで検索したらすぐ出てきますので、特に書くことはないです。注文時には、設定したユーザ名とパスワードが必要です。注文したい資料をバスケットに入れて、取り寄せ日時と届け先を自分が予約した日と部屋にして注文します。予約した部屋以外には入れないので、間違った部屋に届けられても読めないです。

あとは当日、図書館へ行って予約した閲覧室へ行くだけです。なお、閲覧室には大きなかばんは持ち込めませんので、地下1階にあるクロークへ預けましょう。貸し出されている透明なカバンにいれたものは持ち込めるので、スマホや財布、パソコンなどはそれに入れていきます。

なお、マーカやボールペンは閲覧室で使用できません。えんぴつだけです。こちらの利用上の注意については、登録時に説明してもらえますよ。


と、いうことで備忘録を兼ねての大英図書館利用方法でした。

おまけ:マイクロフィルムの取り寄せ

私の読みたい資料はあまりにも古すぎて、原本を閲覧するには学芸員さんの推薦状がないと見れないものでした。身内の研究の手伝いにきただけの私にそんなものはあるわけない。ということで図書館に問い合わせたところ、マイクロフィルムで保管されているから、それなら見れますよ~とのことでした。マイクロフィルムはRequest Other itemのページから請求可能です。教えてもらった番号でマイクロフィルムを検索し、請求して無事に閲覧できました。

終わりに

手伝いでいった図書館でしたが貴重な経験ができました。ロンドンにきて1カ月と少しですが、いままで訪れた施設のどこよりも静かです!!笑

静けさを求めて、今度はハリーポッターでも取り寄せて読みに行こうかと思います。

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