青春

ぼくの青春時代は
戦時中だったから
ぼくは
ぼくは戦っていた
青春はなかった

終わらせなきゃいけないこの戦いを
見て見ぬふりしてのうのうと生きてるふりしてるばかりのお前らに怒り、
その力をばねに、ひとり、
戦っていた

力尽きる、

共に戦ってはくれないか

ぼくの怒りはどこに向ければよかったか
ぼくは正しく戦った
取り返しのつかない過ちは犯していない
戦うべき相手にぶつけてきた

ぼくは平成生まれ、ゆとり世代
だけど、ぼくにはぜんぜん、安らぎとか平安とか感じられなかったよ
ぼくは馬鹿じゃないんだろう

いいなと思ったら応援しよう!

かえるのひかり(なるせ)
行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。