囁き
大人が喜ぶことを言える子ども
子どもなのに大人みたいなことが書ける子ども
子どもを鼓舞することを言える大人
大人なのに子どもみたいなことが書ける大人
大人になってから言っても普通のことでも、子どものうちから言えたら一目置かれる、けれども、馬鹿な大人を馬鹿みたいに喜ばせてあげられるだけのこと
子どもが子どもみたいなことを言っても普通、子どもだねぇ〜って思われるだけ、大人になったら大人みたいなことを言えるようにならないと、大人なのにねって低く見られるからみんな頑張ってる
子どものうちは子どもらしいことを言っておいて、
大人になったら大人らしいことを言ってみる
すると認められるから
いかれた社会に
その一員として晴れて
仲間にしてもらえるから
みんな頑張ってる
そんな
頑張る方向性、
間違ってる、みんなを見て、
言葉を失い、頭を抱えるぼくであった
子らはわかっていたこと
子らの言葉で言っても馬鹿な大人にはスルーされてきたこと
大人になってぼくは
言う
子ども時代、
子どもみたいなことは言わないように
場合によっては大人みたいなことを言えるようにって考えてたら
何も言えないぼくだった
そのまま大人になっても何も言えないぼくだった
大人みたいなことを言ってみてもなんの意味もないし、ぼくの話など誰も聞いてないし、
そもそも大人が喜ぶ大人らしい発言なんて当たり障りなく着飾ってるだけで、中身はスカスカだし、その思考の方向性がいかれているからして悲しさや虚しさが漂うばかりだし
ぼくはぼくを鼓舞する言葉が浮かんだら残す
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行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。