わからないことはわからない、嫌なものは嫌だ
あれは小学3年生くらいだったかなぁ(もっと小さかったかな)
テレビでニュースキャスターが、3歳くらいの男の子の話をしていて(もっと小さかったかなぁ)、その名前にくんではなく、ちゃんをつけていたから
なんで男の子なのにちゃんなんだろうって、幼いぼくは強く疑問に思って、母に聞いたことがある
なんて答えてくれたか、はっきりとは覚えてないけど、ぼくを納得させてくれる答えは聞けなかった
大きくなっても女の子はずっとちゃんなのに、なんで男の子はくんに変わるのか
なんで政治家は男性でも女性でも君なのか
ぼくはちゃんもくんも使えなくなった
ちゃんをつけて呼ばれたくないし、くんをつけて誰かを呼ぶこともなかった
そんなぼくだった
人を呼べないと、人に呼ばれることもなくなっていく
いまはもう大丈夫
政治家につける君と男の子につけるくんは違うものだし、(違くもないのだろうが、)
かわいいものにはちゃんをつけたくなるものだ
だからぼくは老若男女問わずちゃんをつけて呼ぶんだよね
心の中ではの話だけど
ぼくからすれば自分のことをかわいいのだとしっかりちゃんとわかってる女の子より
かわいいなんて言われまいと頑張ってる男の子のほうがよっぽどかわいいからね
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小学生の時、朝に毎日出席確認があって、名前を呼ばれたら返事をする、
名前を呼ぶ人は先生ではなくてその日担当のクラスメイトがつとめるのだけど、
その時、クラスのちょっとした楽しみとして、ただ名前を呼ぶんじゃなくて、たとえば〇〇選手とか〇〇議員とか、そういう言葉をつけて呼んでいた
ある日誰かが〇〇容疑者ってつけてクラスの名簿を読み始めたことがあった
一人目が返事をして、二人目が返事をする前に、先生が止めた、それはやめろって、そして、返事するなよって出席番号1番の人が怒られた
ぼくも嫌だった、だけどもし出席番号が1番だったらぼくも返事しちゃってた気がするなって思ってた
ぼくはいまその時の先生の年齢を超えてるんだなぁ
二十代の若い先生だった
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悪い顔選手権ってやってるあれ、よくないと思う
あれ、ぼく、嫌い