図書館だより
だいたいどこの図書館でも定期的に「図書館だより」というものを発行していると思う。
図書館だよりは、たいてい利用者さんが、本や図書館に興味を持ってもらえるように、おすすめ本やイベント情報、休館情報を載せたりする。
小さな図書コーナーや分室、予約受取窓口だけのところは、発行していないところもあるし、中央館が取りまとめて、分館の情報も載せて出すところもあるだろうけど、だいたい毎月出しているところが多いのではなかろうか。四半期ごととか頻度が違うところもあったりするか。
内容は大人向け、子ども向け、YA(中高年)向けと様々だけど、たいていは新刊やらおすすめ本やら何かしらの本の情報が掲載されていることが多い。
それは
タイトルと著者名しか載ってないもの。
おすすめコメントも付いているもの。
さらに書影(本の表紙)も載っているもの。
などなど。
個人的には、書影が付いていた方が目を惹きやすいし、印象にも残りやすいので、書影を付けてるおたよりは、良いおたよりという印象だ。
ちゃんとしてる自治体は、書影を図書館だよりに掲載するにあたって、一冊一冊、出版社に表紙画像掲載許諾を取るようにしてる。
ゆるい自治体(図書館)は、宣伝するんだからいいんじゃないかと、勝手に掲載してるところもあると思う。
書影掲載についての著作権は法律とは別にガイドラインなんかも出てて、グレーな部分もある。
それにたいていの図書館だよりは、本をおすすめしていて、批判したりはしないので、出版社から訴えられることもそうそうない。
というわけで出版社からは黙認されていることが多いけど、黙認=許諾OKではないので、真面目な自治体(図書館)はちゃんと許諾を取っている。
なかには「うちの出版社の本は全部、クレジット(タイトルとか著者名と出版社名とか)を載せてるなら、表紙許諾申請はいらないよー」という出版社もあればホームページにあらかじめ許諾OKの旨が掲載されている出版社も増えている。とても有難い。
こちらとしても毎回問い合わせるのが申し訳なく思う。なぜかというとたまに、そんなことでいちいち問い合わせてくるなという空気を出してくる担当者も居たりするのだ。そりゃ全国の図書館から毎回許諾申請がきてたら、大変だものね。
出版社側で、自社の出版物がどんな媒体に紹介されたか把握したくて、あえて「毎回問い合わせてね」としているところもあるし「図書館だよりが完成したら出版社に1部送ってね」としているところもあるので、全出版社というのは、難しいけど、許諾OKの出版社様はあらかじめHPに、その旨を掲載してくださると非常に助かります!
という話です。
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