餃子の王将問題
図書館に勤めている人なら、このタイトルを見てピンときている人もいるのではないだろうか。
全国の図書館で起きている問題である。
というと、ちょっと大袈裟かもしれないが、5誌が置いてある図書館は、たいてい抱えてる問題だ。
あ、王将が近くにない地域は起こってないかも。。
何のことかというと、
新聞の端っこに付いている餃子の王将のクーポンを切り取っていく不届者がいて問題になっているのである。ここ最近の話ではなくだいぶ前からである。
そもそも、図書館の資料(新聞も)は、税金で購入していて、特定の個人だけが利益を得るようなことは避けなければならない。ので、クーポンを死守している。
図書館側も、切り取られないように、図書館名が入ったハンコをクーポンに押したり、ブックコートフィルム(ブッカー)を貼って工夫をしているが、それでも取っていく人がいるのは、お店側が、図書館のハンコが押してあるクーポンも受け取ってしまうからなのだろうか?
盗られる前に図書館側が切り取ってしまっているところもあるかもしれないが、クーポンの裏面にあるであろう広告も「情報」だし、そもそも資料を切り取るのは図書館員としては避けたいところである。(じゃハンコを押すのはいいのかという話もあるが、本当は押したくないので苦肉の策である)
そんなわけで
特定の日の特定の新聞に、クーポンが付いているので、図書館はその日の朝に、新聞をバサバサめくって何ページにあるかわからないクーポンを探してハンコを押しているのだ。
たまにしかないので、うっかりハンコを忘れてしまうと、相手もそれを見逃さずにしっかりと切り取っている。対策もしっかりと続けてほとぼりが覚めたかと思って、対策をやめると、やめた途端に切り取られたりもする。どんだけねらっているんだ。
餃子の王将の店員さんは、図書館のハンコが押してあるクーポンを受け取っているのであれば、受け取らないようにしてもらえると、切り取りは止むのかもしれないので、お願いしたい。
王将の餃子は、美味しいし、無料で食べれるとなれば、そりゃ格別だから気持ちはわかるけどねー。
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