愛の続き
ぼくの視線の先には、俯くきみの顔。きみは怒ってそっぽを向いた。ぼくはきみの全てが愛おしくなってもう一度顔をのぞきこんだ。そしたら今度は頬を赤らめて呆れたように笑うきみ。安心して涙が出た。ぼくだけに向けてくれるきみの笑顔。その笑顔にはその都度いくつもの感情が存在していて愛おしい。悲しく涙を流すきみとその感情に揺さぶられて涙を流すぼく。ぼくがきみの涙を受け止める時にはぼくまで泣いてしまってきみが頭を撫でてくれるね。こんなありがちなエピソードでもぼくたちは頬を緩めることができる大切な毎日を過ごしているんだね。僕の愛が留まることを知らずに膨らんでもきみを傷つけることだけは絶対にしないよ、もしも間違ってしまったらきみの大切にしている言葉でぼくに教えてね。また愛の続きをぼくとしようね。大好きだよ。
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