経済学を学び始めました③
第3回目の経済学についての投稿になります。
少しでも、興味があれば一読してみて頂きたい。
マンキュー経済学入門
経済学を学び始めました②
⬆️前回までの投稿を読んで頂くと、より話が理解しやすくなるかもしれない。
今回は、"相互依存と交易(貿易)からの利益"ということで、交易がどれほどお互いの利益に繋がるものであるのか、について話していきたいと思う。
では、早速ひとつの例を基に考えていきたい。
A君とB君の2人がいるとしよう。
A君は、他の誰よりも速く、自分の家の芝を刈ることができる。時間にすると、2時間で全ての芝刈りを終えることができる。
ただ、A君はタレントとして優秀であり、同じ2時間をテレビ・コマーシャルの撮影に使えば、2万ドル稼ぐことができる。
一方、A君の友人であるB君は、同じ庭の芝生を全て刈るのに4時間かかる。
そして、同じ4時間をマクドナルドで働くと40ドル稼ぐことができる。
この場合、A君は芝刈りをより低い投入時間で片付けることができる。これを芝刈りに関して絶対優位を持っているという。
※絶対優位…より少ない投入量で生産できること
しかし、A君にとって芝刈りの機会費用は2万ドルであり、B君にとっての芝刈りの機会費用は40ドルであるから、この場合B君は芝刈りに関して、比較優位を持っているという。
※比較優位…より小さい機会費用で生産出来ること
※機会費用…あるものを手に入れるために諦めなければならないもの。
この場合、A君は、自分で芝刈りをする代わりにタレント活動を優先すべきである。
そして、B君に対して、40ドル以上2万ドル以下の手間賃を支払えば、お互いが得することになる。
この事が理解できれば、輸出・輸入の原理がお互いにとってwin-winの関係になることもより感じやすくなるだろう。
交易(貿易)が、相互においてより繁栄することを学ぶことができた。
全てを自分1人でこなせることが、得するわけではないということ。
交易が社会のすべての人々に利益をもたらしうるのは、交易によって各人が比較的優位を持っている活動に特化できるからである。
私の父親が口癖のように言っていた言葉をいま、ふと思い出した。
「知恵があるものは知恵を出せ、お金があるものはお金を使え、汗を流せるものは汗を流せ」
今回の話に紐づく言葉か分からないが、こうして経済は回っているのだと改めて考えさせられた。