
米国で人気がある日本のアーティストの特徴
自分はサンフランシスコの近くに住んでいるが、たまに日本のアーティストが米国ツアーで来るので、興味のあるものは参加している。これまで参加したのは Radwimps、Ado、おとぼけビ~バ~、新しい学校のリーダーズなど。
米国に住んでいる日本人として、同じく米国という慣れない地で頑張っている日本のアーティストを見ると応援したくなるものである。また、日本企業の米国展開という仕事をしていることもあり、各アーティストが米国でどういう層に受け入れられているのかを見るのも楽しみのひとつとなっている。
そんな中、米国でも人気の日本のアーティストにはいくつかの特徴があることが分かってきた。大きく以下の3つの特徴がある。
人気アニメの主題歌となっている
コロナ禍以降、米国では日本のアニメブームが続いており、自分の周囲でも多くのアメリカ人がアニメを見ている。そして、米国でも人気のアニメの主題歌を通して日本のアーティストを知るケースは多そう。
Adoのライブでは、ワンピースのコスプレをしているアメリカ人が多く、彼らはワンピースの主題歌を通してAdoのことを知ったのだろう。また、Radwimpsのライブでは、「君の名は。」の主題歌となった「前前前世」を歌っているときが会場が一番盛り上がっていて、それ以外の曲は一部の日本人だけが盛り上がってあとはシーンとしている感じだった。
TikTokでダンスや曲がバズったことがある
米国ではGen Zの間でTikTokが流行の火付け役となっており、TikTokでダンスや曲がバズることで知名度が上がることがある。新しい学校のリーダーズは「オトナブルー」がTikTokでバイラルして米国でも知名度が上がったと思われる。また、Adoはライブで、TikTokで去年バイラルした「真夜中のドア ~ stay with me」をカバーしていたが、会場は大盛り上がりだった。
ダンスや曲が個性的である
米国で人気のある日本のアーティストは、歌詞の内容がいいとかではなく、個性的な曲やダンスで強烈な印象を残すアーティストが多い。というのも、ほとんどのアメリカ人には日本語の歌詞の内容は分からないわけで、歌詞以外のところで楽しめるというのが重要になってくるためである。おとぼけビ~バ~は女性4人組のパンクグループだが、米国のアーティストにはいない個性的なタイプなのでアメリカ人が興味を持っていると思われる。新しい学校のリーダーズも同様。
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