【お米生活のすすめ】鼻づまりから解放される日々へ
鼻づまりの原因のひとつに、アレルギー性鼻炎があります。
今や、国民病といわれる花粉症は、季節性アレルギー性鼻炎。
ハウスダストやダニ、動物の毛やフケに敏感に反応する通年性アレルギー性鼻炎。これらの鼻炎による鼻水・鼻づまりに悩まされる人は多いのではないでしょうか。
この記事では、長年悩んでいた鼻水・鼻づまりの原因がアレルギーによるものだったこと。そして現在、薬に頼ることもほとんどなく、鼻づまりのない日々を送れていること。見直した食生活のひとつ「お米生活」がアレルギー症状を和らげてくれる可能性があることについてお伝えします。
食べることは、生きること。
私たちのカラダは、食べたものでできています。
毎日の食事を見直してみると、今かかえているつらい鼻の症状から解放され、気持ちよく呼吸ができる・ぐっすりと眠れる日々につながるかもしれません。
箱ティッシュが手離せなかった高校時代
「口を閉じよ」
私の高校の卒業アルバムを開くと、ど真ん中に、こう書かれています。
その他にも「口が開いている」ことを揶揄されるメッセージが多数(愛あるディスり)。どうやら、授業中、休み時間、部活動中さえも、常に口が開いていたようです。
当時は、鼻にやさしいティッシュを箱ごと机にセットするほど、とめどなく流れる鼻水。そして、夜になると鼻がつまり、寝苦しい。
当の本人は、この苦しい状況でさえも、あまり深刻に思っていませんでした(おそるべし、10代の体力と無知)。
アレルギー性鼻炎と判明
20代前半、社会人になったころ。
夜も眠れないほどの鼻づまりと鼻水で苦しくなり、ついに病院へ。
検査をして、ハウスダストとダニにアレルギー陽性。
一年中でるアレルギー性鼻炎と蓄膿症の診断。
ここで初めて、自分にアレルギーがあると知りました。
高校時代、口が開いていたのは、このアレルギー性鼻炎による鼻づまりによるもの。鼻で呼吸ができず、常に口で呼吸していたのでしょう。
暮らしの見直し
アレルギー性鼻炎だと判明したころ、仕事では責任者を任されており、忙しい日々。病院に通い続けるのはむずかしい(休めない&長時間待てない)。
薬に頼らずに、できることは何かないか……。
もともと、健康に関する情報を集め、自分自身で実験することは好きでした。
薬剤師でありながら(だからこそ?)、薬をできるだけ飲みたくないという反発心もあり、このころから、鼻炎をどうにか和らげたいと思い、食事・睡眠・運動など日々の暮らしを見直すように。
20年後の現在
20年が経ち、薬を飲むこともほぼなく(年に数回、ひどいときに頼ることはあります)いつの間にか、鼻の通りはよくなり、口は常に閉じた状態。
もう「口が開いているよ」と揶揄されることもなくなりました。
日々の暮らしを見直した中で、気が付いたら続けられていたこと、自分のカラダにあっていたことのひとつは、
「パン生活からお米生活になったこと」
お米生活にしたことで起きた変化
小麦をとる量が減った
小麦をとりすぎることは、腸内の炎症を強める・腸壁を傷つける可能性。
小麦をとることが減り、腸内環境が整い、敏感なアレルギー応答がやわらいだのではないか。
トランス脂肪酸をとる量が減った
マーガリンなど、アレルギーの原因物質のひとつであるトランス脂肪酸をとる量が相対的に減ったことが、鼻炎の緩和になったのではないか。
白糖をとる量が減った
砂糖のとりすぎは、炎症を強める、腸内細菌のバランスを崩す、ミネラルをたくさん消耗するなど、さまざまな身体への悪影響があります。相対的に、精製された糖をとる量が減ったことが、アレルギー反応や鼻の炎症を緩和したのではないか。
昔は、パン屋さんになることも夢みていた大のパン好きで、パン屋さんに入ると4~5個は買って食べていました。
今でもパンの味は好きですし、食べることももちろんあります。
けれども、パン屋さんの前を素通りできるくらい、お米派になりました。
お米のおいしさにハマり、かつ体調の良さを感じているからだと思います。
やはり、日本人の身体には和食が合うのかも。
今は、小麦粉の代わりに、米粉をつかった麺やパン・スイーツがたくさん。
味や料理のしやすさも、年々、改良されています。
パン以外にもパスタやラーメンが好き、かつ鼻づまりなどの鼻炎に悩んでいる方がいたら、新米の美味しいこの時期。
まずは1食から、お米に変えてみませんか?