ユーファッキンビューティホー
あなたのキャラはどんなキャラですか?
他人からこんな風に思われたいキャラというのはありますか?
私は遊び場・パーソナルな場面、特に違いはなく、挙げるとしたら
・フレンドリー
・元気
・ギャグにあふれる
みたいな感じを狙っています。(謎)
しかしながら、本当の自分は
・ネガティブな繊細
・結構人見知り
・かなりのチキンで緊張しい
なので、第1印象「怖い」と言われることがよくあります。(笑)
でも、人とかかわることは好きなので無理に頑張っているわけではないけれど、”実際はこんな性格なの”の部分がありつつも先述した自分が一番自然体で楽です。
その中で今はギャグとは言いませんが、かつては結構自虐ネタで笑いを誘っていたことがありました。
宮城時代にご飯が美味しくて太ったのもあり(笑)、「よく食べるデブキャラ」みたいなものを作り上げ、子どもたちからも体型のことをディスられることをヨシとしていました。「デブなっつ」「ダイエットしろ」なんて挨拶のようなもんでした。
いつぞやか子どもが「なっつは化粧が濃い!ギャルだ!」と保護者やらいろんな大人がいる前で言われて、ぎゃはははと皆で笑うしかない場面もありました。(その時は何とも思っていなかった)
そして宮城時代を経て富士で修行していた頃、「体型や外見で自虐する笑いってどうなんだろう」「どのように子どもへ影響を与えるんだろう」と考えるきっかけを頂きました。そこで初めて自分の”子どもとの関わる手段”を見直すことになりました。
自虐することで、自分だけの問題だから・・・と考えていたのですが、それを子どもの前でやることで影響しないはずがないということを考えられてなかったのです。
子どもとかかわる手段として全て”自虐”を選んでいたわけではないのですが、結構平気でやっていたところが多かったなぁと思います。
今となれば、体型や外見を気にしている子への影響、自分の大事な人を傷つけられているように感じた子もいただろうなと反省しています。
イギリスに来て、遊び場やプライベート関係なくこの手の関わり方や自虐は見たことがなく、むしろそんなこと言ったらかなり怒られるまたはドン引きされます。
これは日本独特の文化なのでしょうか。お笑いとかでも時々見ますよね、人の体型や見た目や人が痛がっていることを笑いとするもの。
思い返してみれば「これが私のキャラだ」とずっとやっていたことも、実際子どもたちの度が過ぎて(自分で巻き起こした結果なのでどうしようもないんだけど)「あ、ちょっと辛いな」と思っても、周りのスタッフにとっても「いつものこと」になってるので誰も諫めることはなく過ぎていく。
こう思い返してみれば、周りにもよくない影響を与えると同時に自分で自分のことも傷つけていたんだなぁとつくづく感じます。自分が容認することで「ほかの人にも同じことをしていい」といったことを生み出してもいたんですよね。本当によくなかったな、と心から反省。
私は女子高、女子大だったこともあり特に高校では学力よりも顔面偏差値ばかりに気を取られてました(笑)実際に可愛くないと仲良くしてもらえないという文化があったんです。本当に今思うと恐ろしい・・・。大事なのは中身なのにね。
そういったこともあって、自分の見た目へのコンプレックスも自分が思っている以上にあって、そういうことに起因しているのかな~~?と色々考える日々です。
イギリスでは様々な国籍の人たちと触れ合います。みんな共通して自分のことを誇りに思っていることが多いです。(もちろんそれを口に出して言う、表現するかは人それぞれですが。)
先日フラットメイトのカイリーとディナーに行ったとき、鏡に映る彼女自身を見て一言。
「うわぁ、マジで私クッソ美人だわ」
彼女本当に美しいので完全に同意なのですが、自分で自分のことをそのように表現できる彼女にびっくり&感動&羨ましいと思いました。
そんな彼女は私のことも褒めてくれます。
先日ノーメイクアップの状態でおにぎりを作っていた私をフラットメイトが見て一言。
「ちょっと、あんた知ってる?あんた超イカしてるよ。見てみなさいよそのいやらしいホクロ、セクシーったらありゃしない」(和訳すると恥ずかしいな(笑))
化粧をしていなかったこともあり、
「いやいや、マジでそれはないから。ってか私かわいくないから」
と言うと、カイリーはムッとした表情になり、
「あのね、私はあんたにきれいだって言ってんの。何でそれを素直にセンキューって受け取らないわけ?」
「このクソ広い世界で誰もが違って誰もがクソきれいなの、自分で自分を下げるようなことを言わないこと、分かった?」
「あんたはクッソきれいなのよ、それは贈り物なんだから。大事にしなさい。」
カイリーの言葉に唖然とする私。嬉しかったこともあるけど、何て素敵な言葉たちなんだろうと感動しました。※カイリーはまだ20歳です。
このやりとりが先述した”かつての自虐して子どもとかかわる自分”の話を思い起こしてくれたわけですが、何を感じたのかというと、子どもとかかわるとき、子どもに限らず人とかかわるときの方法として自虐や人を下げることを使うことはよくないということです。自分も傷つけるし、知らない間に周りの人も傷つける結果になっちゃう。
私はあまり自分自身のことが好きではないのですが、改めてこれを機に自分のことを少しずつ愛していこうと思うようになりました。
良いことも悪いことも含めて自分なんだから、ね。
みなさんにもカイリーからの言葉をシェアします。性別、年齢、立場、な~んにも関係ない。
ユーファッキンビューティフォー!!!!!!!!!!!!!
あなたはクッッッッッソほど美しいです。