#1 ならいごと
今日もおつかれさまです。
”いきづらさん” シリーズ、第1話のテーマは「ならいごと」です。
みなさんは小さい頃、習い事をやっていましたか?
私は小1から中3までピアノをやっていました。
母と電気屋さんに行って、どれがいいかなぁと色んなピアノを試し弾きしたのを、ついこの間のように覚えています。
最終的に、母が思い切って、新品の電子ピアノを買ってくれました。折りたたみ式じゃない、けっこう大きいやつです。5万円以上した気がします。
「家にピアノがある!!」
ピアノって存在するだけで、なんというか、オーラがあるというか・・・
その時は本当に嬉しかったのを今でも覚えています。
その後、学年が上がるにつれて、練習も高度になっていきました。
ある時ピアノの先生が、電子ピアノよりも弦のピアノ(アップライトピアノというらしいです。)の方がよいと、ピアノの買い替えを勧めるようになりました。私は初心者だったのでよく分からないのですが、鍵盤のタッチが違うようです。
ご存じの方もいるかと思いますが、電子ピアノよりもアップライトピアノの方が高いです。しかも、定期的に調律師を呼んで音の確認をしてもらわなくてはいけません。
母は色々と調べてくれて、中古のものを買ってくれようとしたのですが、私は正直、アップライトピアノの良さが分かってなかったし、「電子ピアノがあるからいいよ」と言って、結局、買いませんでした。
母は、お月謝を払うのが大変だったと思うのですが、10年くらい続けさせてくれました。
今はピアノから離れてかなり経ち、たぶん弾けなくなっているけれど、友達に「ピアノ、習ってたよ!」と少し自信を持って言えるのが、幸せだなぁと感じることがあります。
習い事は一種の贅沢なのかもしれませんが、今では1つはやったことがある人の方が多いのではないのでしょうか。
子どもたちにとってみれば、友達を作る機会、会話の話題の一つになると思います。そして、練習すれば上手くなることを実感したり、発表会に向かって頑張ることで褒めてもらい、自己肯定感のアップにもつながるのではないのでしょうか。
学校の授業料を無償にするだけでは埋められない、「機会の差」。
習い事はこれからも、それぞれの家庭が決める、”任意のもの” であってよいのでしょうか。
一個人の意見ですが、子どもたちが気兼ねなく、そして「ならいごと」という枠にとらわれずに、やってみたいことに挑戦できるような社会になればいいなぁと思います。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
皆さんの明日がステキな一日になりますように。
ぴい