ごはんを食べながらごはんになった話
こんばんは。
春野つみれです。
今日は外回りでした。
訪問時刻は14:00だったのですが、訪問先まで少し距離があるため、会社を出るのは12:00でした。
電車やバスに乗っていくので、12:00に会社を出てちょうどいい時間に到着です。
この訪問が決まった時、私が真っ先に心配したのはお昼ごはんです。
いつ食べよう?
出発ギリギリまで社内会議があったため、少し早めに出てごはんを食べることはできません。
移動中に食べる時間もありません。
電車やバスの中で食べることもできません。
訪問が終わってから食べるしかなさそうです。
訪問中は自分の案件そっちのけで、お腹が鳴らないことを祈っていました。
1時間後、訪問先を出たのは15:00頃でした。
子どもの頃はおやつの時間だったのに、社会に放り込まれた今、おやつどころかお昼ごはんにもありつけていません。
訪問先の周りにはごはん屋さんがなかったので、バスで駅まで戻ります。
中途半端な時間なので、通しで営業しているチェーン店を探します。
バス停を降りて少し歩いたところに、チェーン店がありました。
お昼ごはんの時間です!
注文を終え、待っている間に席をとります。
店員さんが案内するのではなく、自分で空いているところに座る方式です。
ピークの時間はとっくに過ぎており、お客さんもまばらです。
端っこの席があいていました。
周りに誰もいません。
ラッキーと思って、すぐに端っこの席を確保しました。
お店や電車で端っこに座りたくなる現状は何なのでしょう。
ごはんもできたようで番号が呼ばれました。
いただきます!
おいしいと思いながらパクパクと食べ進めます。
食べている途中、なんだか急に足の甲が痒くなってきました。
パンプスを履いているので、足の甲は丸出しです。
たまたま痒くなっただけだと思い、気にせず食べ続けます。
痒みよりもごはんです。
やっぱり足の甲が痒いな、と思ったその時。
視界に虫が入りました。恐らく蚊です。
痒みの原因はたまたまではありません。
この蚊です。
蚊が原因で痒いのであれば、話が変わってきます。
痒みよりごはん、とか言ってられません。
痒みの原因をなくすべく、戦闘態勢に入ります。
蚊であろうと虫を直接触ることができないので、紙ナプキンを拝借して手に持ちます。
蚊と格闘しましたが、捕えることなく見失ってしまいました。
姿が見えなくなってしまったので、ごはんの続きを食べます。
痒みはどんどん増してきます。
そして最初に痒かった足の甲とは違う場所まで痒くなってきました。
2箇所目をやられました。
先程は周りに誰もいないことを喜んでいましたが、それが仇となりました。蚊のごはんになれるのが私しかいません。
再び蚊の姿が見えたので格闘しましたが、またしても逃げられてしまいました。
こうなると一刻も早くこの場を去り、これ以上被害を出さないようにしなければいけません。
3箇所目をやられる前にお店を出たい。
のんびりごはんを食べていましたが、流し込む勢いで食べます。
普段なら食べ終わった後は少し休憩しますが、お皿が空っぽになった瞬間に立ち上がりました。
かゆーいと思いながら、お店をあとにしました。
お家に帰り、被害箇所を数えました。
3箇所目もやられていました。
ごはんを食べつつ自らごはんになった今日、
食物連鎖を感じました。(たぶんちがう)
お読みいただきありがとうございました!
◾️本日の見出し
蚊のごはんになるとは知らず、機嫌よくごはんを食べています。
左下から不穏なものが近付いてきています。