甘えるのが苦手な貴方に向けて、理性的であることと、感情的であることについて考えてみた。
間違いを犯すのはいつも感情
人は理性的であるときは間違いを犯さない。なぜなら冷静かつ客観的に物事を見つめることができるからだ。私自身も大学四年生になってから、中高生の時と比べて圧倒的に物事を理性的に考えることが多くなった。例えば、友達と喧嘩したとする。感情的になって自分の気持ちばかりぶつけてしまっては、喧嘩はヒートアップしていく一方で和解できない。しかし、理性的に物事を考えることで、相手の気持ちをくみ取ることができるがゆえに、一旦時間をおいたり、相手の気持ちに耳を傾けたりすることができるようになる。また、それが例えうまくいかなかったとしても、次の解決策を考えることができる。そうやって人は問題が起きても冷静に対処できるようになるのだ。
そういった経験を経て、私は感情的になることが少なくなった。今年、大学四年生でもあるがゆえに自分のなかで「自立しなくちゃ、自分のことは自分でなんとかしなくちゃ…」と考えているからだ。しかしながら、そんな自分自身からのプレッシャーに時折押し潰されそうになることがある。
今日は感情的になって話してもいいですか?
今、文面上であるが、一瞬だけこれを読んでくださっている読者の皆様に甘えてみた。今まで論理的に話してたこともあって、皆様にふっと気が緩んだ瞬間があったのではないかと思う。もし、実際に一対一で話していたとすれば、もっと気が緩んだり、自分自身に心を許してくれたように感じるだろう。私はここに感情的になることのよさを見いだした。ただ、理性的に自分にとってのベストを考えるだけではロボットになってしまう。
なぜなら
心を動かされるのはいつも感情だから。
可愛い笑顔の赤ちゃんを見たとき、美味しそうな食べ物が目の前に並んでいたとき、自分の大切な人が幸せそうにしているとき、貴方の心はいつも揺さぶられ、感情が高まっているだろう。特に人と人との繋がりという視点にフォーカスしたときに感情というのはとても大切なポイントになってくる。この人といると楽しい。この人といると安心する。また、身近な人だけでなく、貴方の好きな芸能人やアーティストも貴方の心を強く揺さぶったから貴方はすきになったはずだ。
同じように時には貴方の感情を表現することで、人はそこに共感したり、安心したりすることを覚えておいてほしい。きっとそこに共感し感情を動かされた人があなたを助けてくれるはずだ。